整合化動向
このページでは、ISOにおけるマネジメントシステム規格の整合化に関する動向をご紹介いたします。
これまでの経緯
年 | 月 | 概要 |
2007~2011 |
ISO 9001、ISO 14001、ISO/IEC 27001 等のISOマネジメントシステム規格(ISO MSS)の整合性を図るための検討の結果、ISO/TMB(技術管理評議会)/ TAG13-JTCG(合同技術調整グループ:以下、JTCG)において、ISO MSSの 上位構造、 共通テキスト(要求事項)及び共通用語・定義が開発される。 ( JTCGにおけるマネジメントシステム規格の整合化経緯) |
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2012 | 2 | ISO/TMBにおいて、JTCGが開発した「ISO MSSの 上位構造、 共通テキスト(要求事項)及び共通用語・定義」案が承認される。また、今後、制定/改訂される全てのISO MSSにおいて、原則としてこれを採用することが義務付けられる。 |
5 | 「ISO MSSの 上位構造、 共通テキスト(要求事項)及び共通用語・定義」が、「ISO/IEC専門業務用指針第1部 統合版ISO補足指針」の附属書SL*として発行される。以降、JTCGがその維持・改善を担当する。 | |
2018 | 6 | JTCGによって、附属書SLに関する調査及びMSS毎の差分データの分析が実施される。 |
8 | 明確化のための限定的な附属書SL改訂作業の実施を合意し、改訂作業のためのタスクフォース(TF14)をJTCG下に設置することが決定される。 | |
2019 | 1 | JTCG及びTF 14において、附属書SL改訂案の開発が開始される。 |
5 | 附属書SLが、ISO/IEC共通の指針となり、「附属書L」に変更される。 | |
2020 | 5 | 再びISOのみに適用される補足指針として「附属書SL」に変更される。 |
8 | 附属書SL改訂案に対するISOメンバー団体投票の結果、改訂案が承認される。 | |
2021 | 3 | ISO/TMBにおいて、附属書SL改訂案が承認される。 |
5 | 附属書SL 改訂案を反映した「ISO/IEC専門業務用指針第1部 統合版ISO補足指針」 が発行される。 附属書SL Appendix 2 「ISO MSS上位構造、共通テキスト及び共通用語・定義」は、「調和させる構造( harmonized structure /共通の箇条番号,箇条タイトル,テキスト並びに共通用語及び中核となる定義)」に名称変更され、手引とともに、ISO/TMB/JTCGのサイトで提供されている。 |
調和させる構造( 共通の箇条番号,箇条タイトル,テキスト並びに共通用語及び中核となる定義)
当会では、ISO/TMB/TAG対応国内委員会を設置して、附属書SLに規定されている調和させる構造( harmonized structure /共通の箇条番号,箇条タイトル,テキスト並びに共通用語及び中核となる定義)とそのガイダンス文書の和訳(PDF形式)を作成しております。
附属書SL(MSSを調和させるアプローチ)和文テンプレート
附属書SL Appendix 2 - MSS作成者への手引
附属書SL Appendix 3 - 附属書SLをサポートする,用語の手引
附属書SLの全容については、「ISO/IEC専門業務用指針 統合版ISO補足指針」をご覧ください。
附属書SL Appendix 2 及び Appendix 3の原文はISO/TMB/JTCGのサイトをご覧ください。