更新情報
8月24日:規格開発状況を更新しました。
8月24日:ISO/TC309の体制図を更新しました。
概要
ISO/TC309は、英国から、ガバナンス規格、内部通報規格の開発及びISO/PC278で作成されたISO 37001(反贈収賄マネジメントシステム規格)とISO/PC271で作成されたISO 196001 (コンプライアンスマネジメントシステム規格)の維持管理を行う専門委員会(TC)の設置提案があり、2016年に設置されました。
TC309は、次ページ【TC309の体制】に示す通りです。
T C309 で開発されている規格類は、後述の規格開発状況を参照ください。
注1:ISO 19600は、ISO 37301として2021年に改定発行。
TCのタイトル
組織のガバナンス
このTCが取り扱う事項(業務範囲)
組織の方向性、統制、アカウンタビリティの側面に関連するガバナンス分野の標準化。
このTCで作成する規格
規格開発状況参照
議長国
英国/トリニダード・ドバゴ
幹事国
英国
日本の地位
Pメンバー
TC309の体制
<参加メンバー>
Pメンバー:53、Oメンバー:24、リエゾンメンバー:ISO内部 24 · ISO外部26
(2022年8月現在)
規格開発状況(2022年8月現在)
担当WG | 規格番号 | 規格タイトル | 現在の状況 | 備考 |
ISO 37001:2016 | Anti-bribery management systems — Requirements with guidance for use | IS発行済 | タイプAマネジメントシステム規格 | |
ISO 37002:2021 | Whistleblowing management systems — Guidelines 内部通報マネジメントシステム-ガイドライン |
ISO発行済み | タイプBマネジメントシステム規格 ISO 37002とは。 |
|
ISO 37301:2021 | Compliance management systems — Requirements with guidance for use コンプライアンスマネジメントシステム-要求事項及び手引 |
IS発行済 | タイプAマネジメントシステム規格 | |
WG1 | ISO 37000:2021 | Governance of organizations — Guidance 組織のガバナンス-手引 |
IS発行済 | |
WG1 | ISO/WD 37005 | Selecting, creating and using indicators: Guidance for governing bodies 指標の選択、作成、及び使用、ガバナンスボディの指針 |
WD | |
WG1 | ISO/WD 37006 | Indicators of effective organizational governance: Guidance 効果的な組織のガバナンスの指標、指針 |
WD | |
WG5 | ISO/CD 37007 | Corporate Governance — guidelines for efficiency measurement コーポレートガバナンス-効率性測定の指針 |
CD | |
WG6 | ISO/DIS 37004 | Guidance for organization - Governance Maturity Model ガバナンス成熟度モデル - 組織のための手引き |
WD | |
WG7 | ISO/WD TS 37008 | Internal Investigations of Organizations — Guidance | CDへ移行予定 | |
WG8 | ISO/AWI 37003 | Fraud Control Management Systems — Guidance for organizations responding to the risk of fraud | NP承認 | タイプBマネジメントシステム規格 |
ISO/CS1 | ISO37001Handbook | 2021年発行済み | ||
CASCO2 | ISO/TS 17021-13 | Conformity assessment -- Requirements for bodies providing audit and certification of management systems -- Part 13: Competence requirements for auditing and certification of compliance management system 適合性評価-マネジメントシステムの審査及び認証を行う機関に対する要求事項-第13部―コンプライアンスマネジメントシステムの審査及び認証のための力量要求事項 |
2021年TS発行済み |
注1:ISO中央事務局
注2:適合性評価委員会
日本の対応
(一財)日本規格協会に国内委員会を設置しています。国内委員会では、ISO/TC309で検討している規格原案に対してコメントを提出するほか、日本からISO/TC309で検討している規格に日本の意見を反映するために、ISO/TC309会議に専門家を派遣しています。
総会開催
第7回総会 | 2021年 | 11月24日 | オンライン | |
第6回総会 | 2020年 | 11月6日 | オンライン | |
第5回総会 | 2019年 | 11月3日~9日 | インド | ニューデリー |
第4回総会 | 2018年 | 11月2日~9日 | オーストラリア | シドニー |
第3回総会 | 2017年 | 11月11日~17日 | 中国 | 深セン |
第2回総会 | 2017年 | 5月22日~26日 | カナダ | ケベック |
第1回総会 | 2016年 | 11月9日~11日 | 英国 | ロンドン |
トピックス
− | 英国とナイジェリアが提案した“Fraud Control Management Systems — Guidance for organizations responding to the risk of fraud”の提案が承認されました。この規格はマネジメントシステムのタイプB規格(手引)となります。この規格の開発のために新たにWG 8が設置されました。 |