NEWS TOPICS

会員向け情報

ISO/TC 268 国際ワークショップ 浜松発・持続可能な都市づくりと国際標準化の最前線

ISO/TC 268 国際ワークショップ
浜松発・持続可能な都市づくりと国際標準化の最前線

ISO/TC 268は、国際標準化機構(ISO)の専門委員会であり、「持続可能な都市とコミュニティ」に関する国際標準を策定しています。このたび、ISO/TC 268の国際会議が浜松市で開催されるのを機に、国際ワークショップを開催します。本ワークショップでは、持続可能な都市の実現に向けた、浜松地域と日本企業の先進的な取り組み事例をご紹介いただきます。これらの事例を参考に、ISO/TC 268の専門家と共に、持続可能な都市やモビリティの開発に寄与する国際標準のあり方を考えます。
浜松経済同友会からは、浜松地域が推進するカーボンニュートラルへの取り組み 、そしてヤマハ発動機からは持続可能なモビリティへの挑戦 について、具体的な事例をご紹介いただきます。
これらの発表を受け、ISO/TC 268の議長をはじめとする国際的な専門家がパネルディスカッションを行います 。現在の国際標準化の動き,今後の国際標準の可能性、そしてそれが将来のビジネスにどのような影響を与えるか、そのあり方を考察します 。
変化の激しい現代において、国際標準化への理解と関与は、新たなビジネス機会の創出に不可欠です。都市開発、IT、モビリティ関連事業に携わる皆様にとって、グローバルな視点と具体的な事例を同時に得られる貴重な機会となります。ぜひご参加ください。

開催概要

プログラム

9:30~9:40 開会の挨拶
大西 隆
ISO/TC 268/SC 1国内委員会委員長
9:40~10:10 講演:浜松地域におけるカーボンニュートラルへの取り組み
仲野 哲央
浜松経済同友会 幹事 浜松地域CN推進研究会副委員長
10:10~10:40 講演:持続可能なモビリティへの取り組み
丸山 平二
ヤマハ発動機 株式会社 取締役 常務執行役員
10:40~10:50 休憩
10:50~11:50 パネルディスカッション

モデレータ:
市川 芳明 信州大学特任教授 , ISO/TC 268国内委員会委員長

パネリスト:
Bernard Gindroz ISO/TC 268議長
Biyu Wan スマートシティ共同研究所 , 中国社会科学院 チーフサイエンティスト
Young-Jun Moon 韓国科学技術院(KAIST)客員教授
11:50~12:00 閉会の挨拶
須田 義大
ISO/TC 268/SC2国内委員会委員長

※プログラムの内容及び講演者は、予告なく変更する場合がございます。
※同時通訳あり

講演者

仲野 哲央 仲野 哲央
浜松経済同友会 幹事 浜松地域CN推進研究会副委員長

2015年に中部ガス株式会社の取締役 浜松支店長に就任。2022年より株式会社サーラコーポレーションの執行役員として,浜松共創推進室を担当している。また,2024年からは浜松経済同友会の浜松地域カーボンニュートラル研究会で副委員長を務めている。
丸山 平二 丸山 平二
ヤマハ発動機 株式会社 取締役 常務執行役員

1986年,九州大学大学院を卒業後,同年4月にヤマハ発動機株式会社へ入社し,長年にわたり同社の事業を牽引。2010年にAM事業部AM第1技術部長,2012年にAM事業部長に就任。2015年に執行役員,2019年に上席執行役員,2023年に常務執行役員に就任,2025年以降,技術担当として,技術研究,パワートレイン,モビリティシステム,モーターサイクル車両開発といった幅広い分野を統括している。
市川 芳明 市川 芳明
信州大学特任教授,ISO/TC 268国内委員会委員長

1987年に東京大学で博士号を取得。1979年に株式会社日立製作所に入社。2013年以降は国際標準化室に所属し,日立グループ各社に対し無人航空機システム(UAS),医療機器,自動化製造などに関する助言を行った。2020年に日立を退職。国際的な活動として,ISO/TC 268/WG 5(リスクマネジメント)の主査,IEC環境諮問委員会の委員,ならびにISO及びIECにおける委員会において複数の作業部会の主査を務めている。
Bernard Gindroz Bernard Gindroz
ISO/TC 268議長

スイス連邦工科大学(EPFL)にて,応用・産業数学の修士号と,エネルギー分野で博士号を取得。水力発電や海軍でのキャリアを経て,フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)に入庁。エネルギー局長や持続可能な都市・地域担当の副局長(全国)を務めた。2010年からは建築分野の企業グループでCEOを務めた後,独立してコンサルティング活動を開始。政策・規制、イノベーション、革新的技術(エネルギー管理、再生可能エネルギー、水素、脱炭素化―特に海運・航空分野に焦点を当てた―、電池・エネルギー貯蔵)の専門家として活動。また20年以上にわたり,欧州レベル(CEN,CENELEC)及び国際レベル(ISO,IEC)の標準化活動を主導,複数の技術委員会(TC)や合同技術委員会(JTC)の議長を歴任している。
Biyu Wan Biyu Wan
スマートシティ共同研究所,中国社会科学院 チーフサイエンティスト

2003年に日本の神戸大学で博士号を取得。以来,地理空間情報技術,AI,スマートシティを主な研究分野としている。国際標準化活動にも積極的に関わり,ISO/TC 268/SC 1/WG 4(情報共有・利用)及びTG 2(パイロット実証都市),IEC SyC Smart Cities/WG 2(都市計画とシミュレーションシステム)の主査を務める。また,EUのHorizon 2020 URBiNATプログラムでは,中国側ディレクター,北京郵電大学,中国人民大学,日本の立命館大学で客員教授を兼任している。これまでに80以上の論文を発表し,10冊の書籍を執筆・翻訳。
Young-Jun Moon Young-Jun Moon
韓国科学技術院(KAIST)客員教授

1998年にイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で交通工学の博士号を取得。1987年から国防科学研究所で研究者としてキャリアをスタート。韓国交通研究院(KOTI)で交通技術の研究開発責任者を務めた後,2022年から韓国科学技術院(KAIST)グローバル商業化センター(GCC)の招聘教授に就任した。20年以上にわたり,ITS世界会議の国際プログラム委員会メンバや,ISO/TC 204/WG 14(移動・携帯機器)のメンバとして活動。更に最近では,ISO/TC 241(道路交通安全管理システム)の議長やISO技術管理評議会(TMB)のメンバも務めるなど,国内外の標準化活動を主導。

申込み

本ワークショップは事前登録制です。参加をご希望の方は、必ず参加登録フォームよりお申込みください。定員に達し次第、締め切らせていただきます。

参加登録フォーム

本件に関するお問合せ先

一般財団法人日本規格協会 ISO/TC 268浜松会議準備事務局
Eメール: JSA-meetingorganizer@jsa.or.jp

※一般財団法人日本規格協会は、ISO/TC 268/SC 1(スマート都市インフラ)及びISO/TC 268/SC 2(持続可能なモビリティ及び輸送)の国内審議団体を務めています。
※経済産業省の委託により実施しております。

LOADING...