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IEC/TC 3(ドキュメンテーション,図記号及び技術情報の表現)関連 規格開発

TC 3国内委員会の紹介

IEC/TC 3に対応する国内委員会です。

TC 3のタイトル:
ドキュメンテーション,図記号及び技術情報の表現
TC 3のスコープ:
ドキュメンテーション,図記号,技術情報の表現に関する分野の標準化。

1)機械可読を意識した情報の表現に焦点を当てた規則,原則,及び方法。これには以下が含まれるが,これらに限定されない。
-クラス及びプロパティの定義及び識別(例:セマティックデータ),
-オントロジー及び共通データ辞書(例:CDDなど),
-技術データの構造化及びドキュメンテーション管理のための情報モデル,
-既存の通信手段に基づく情報交換。
これには,デバイス,システム,又はプラントのライフサイクル全体で必要な情報の定義,調整,及び管理が含まれ,ドキュメンテーションの側面も含む。

2)人の知覚に焦点を当てた情報の表現に焦点を当てた規則,原則,及び方法。これには以下が含まれるが,これらに限定されない。
-ドキュメンテーションにおける情報の提示,
-ドキュメンテーションで使用するための図記号,
-機器と人間とのインタラクションの図記号。
規格は,アナログ又はデジタルの表現形式に関係なく,ドキュメンテーション又は機器に表示される表現及び図記号を扱うが,ドキュメンテーションの開発に関する要件も含んでもよい。

3)電気設備,機器,及びマンマシンインターフェースにおける情報の一般的及び安全関連のマーキング,識別,及び配置に関する規則,原則,及び方法。これには以下が含まれるが,これらに限定されない。
-マーキング及び識別に使用される場合の色の意味と代替手段,
-指示装置及びアクチュエータの配置,
-デバイスを指示及び作動させるためのコーディング原理,
-電気及び電子部品,装置及び機器の端子指定,
-特定の指定された導体の指定,
-電源及びその特性に関連する定格をもつ電気及び電子機器のマーキング,
-裸導体及び絶縁導体のマーキング。

水平機能:ドキュメンテーション,図記号,技術情報の表現の領域における水平発行物を開発すること〔すなわち,上記項目1)及び2)〕。
基本的な安全機能:電気設備,機器,及びマンマシンインターフェースにおける情報のマーキング,識別,及び配置に関連した基本的な安全に関連した発行物を開発すること〔すなわち,上記項目3)〕。

TC 3国内委員会には次の作業部会を設置しています。
JWG 16国内作業部会
この作業部会では,82079シリーズ規格〔製品の使用情報(使用説明)の作成〕を開発,メンテナンスしているJWG 16(IEC/TC 3とISO/TC 10/SC 1とのJoint Working Group)に対応した審議を行っています。

主な規格開発活動:
IEC 60617 Graphical symbols for diagrams(電気用図記号)

概要:IEC 60617は常時メンテナンスされているデータベース形式の規格で,電気・電子及び関連技術分野の電気用図記号が登録されています。 英語,フランス語のほか,日本語,フィンランド語,デンマーク語版,中国語(一部)も登録されています。各国語版のメンテナンスはそれぞれの国内委員会が担当しています。TC 3国内委員会はIEC 60617の日本語版のメンテナンスを行っています。

IEC 60617の適用範囲

  • 図記号要素,限定図記号及びその他の一般用途図記号
  • 導体及び接続部品
  • 基礎受動部品
  • 半導体及び電子管
  • 電気エネルギーの発生及び変換
  • 開閉装置,制御装置及び保護装置
  • 計器,ランプ及び信号装置
  • 電気通信-伝送,交換機器及び周辺機器
  • 建築設備及び地図上の設備を示す設置平面図及び線図
  • 二値論理素子
  • アナログ素子及びハイブリッド素子
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