IEC/SC 3C国内委員会とは
IEC/SC 3Cの作業範囲は次のとおりです。(原文(英文)はこちら)
ー図記号の基本的なデザイン規則
ー特定の応用向けの図記号のデザイン
機器・装置用図記号は主に次を目的として作成されている。
ー装置又は装置の一部の特定(例:制御又は表示)
ー機能状態の表示(例:オン、オフ、警告)
ー接続の指定(例:端子、材料の充填ポイント)
ー包装に関する情報の提供(例:内容物の識別、取り扱いに関する指示)
ー機器の操作に関する指示(例:使用制限)
IEC/SC 3Cは、IEC加盟国のうちから積極参加を申し出た国(Pメンバー)の10か国及び情報収集を申し出た国(Oメンバー)の19か国によって構成されています(2024年5月現在)。議長は中国、副議長はフィンランドが務め、日本はIEC/SC 3Cの運営を司る幹事国を務めています。IEC/SC 3Cは、次に示す国際規格などを開発し、また、そのメンテナンスを行っています。これらの多くは、国際規格の開発に必要となる基本的な原則、概念、用語などを定めた水平出版物(horizontal publication)であり、当国内委員会ではこれらの規格等の開発に積極的に参加しています。
- IEC 60417 機器・装置用図記号(水平出版物)
データベース形式で出版している規格で、機器・装置用図記号の新規登録や登録内容の更新を随時行っています。
国内委員会はIEC 60417の日本語版も作成しています。 - IEC 80416-1 機器・装置用図記号の基本原則 − 第1部 図記号原形の創作(水平出版物) 目次
- ISO 80416-2 機器・装置用図記号の基本原則-第2部:矢印の形及び使用 目次
- IEC 80416-3 機器・装置用図記号の基本原則 − 第3部 図記号を使用するときの指針 目次
- ISO 80416-4 機器・装置用図記号の基本原則-第4部:図記号を画面及び表示装置(アイコン)に用いるための指針(アイコン) 目次
- IEC 62648 機器・装置用図記号 − IECの出版物に図記号を含めるときの指針(水平出版物)
- IEC TR 62964 機器・装置用図記号 − マルチメディア機器の図記号 – 現状
- IEC TR 62687 機器・装置用図記号−用語
IEC/SC 3C国内委員会
IEC/SC 3Cで開発・メンテナンスされる国際規格に対し、日本の関係業界の意見を反映させるため、国内の関係業界・研究機関・大学等の有識者から構成される「IEC/SC 3C国内委員会」が設置されています。年4~5回の委員会を定期的に開催し、関連する国際規格の審議が行われています。本委員会の活動の詳細や,委員会への参加を希望される場合は下記までお問い合わせください。