企業におけるQC検定の受検
品質管理とは、製品の品質はもちろん、組織で働く方の仕事への取り組み方や考え方を向上するための活動で、どの組織でも取り組むべき活動です。
QC検定では、品質管理の知識レベルを4段階に分け、それぞれに筆記試験を実施して、客観的に評価を行います。知識レベルについては、品質管理に関して「~ができる能力」として4つのレベルに分け、その能力を発揮するためには「これだけの知識が必要」として設定をしています。
QC検定4級は、学生の方やこれから社会人をはじめる方など、初めて品質管理について学ぶ方を対象としています。4級の内容は、仕事の進め方などの基本的な事項や品質管理の基本(用語の意味やその目的、重要性等)を理解しているかというものです。そのため最近では、QC検定4級を新入社員教育として活用する組織も増えています。
QC検定3級・2級は、QC七つ道具をひとつの軸にすると、3級はQC七つ道具を学んだレベル、2級はQC七つ道具を使いこなして問題を解決していくことができるレベルです。
QC七つ道具は決して難しい手法ではなく、組織内で発生している問題を解決するために役立つものです。品質管理の仕事を専門にしている部署に限らず、組織で働く全ての方に受けて頂きたいレベルです。
雇用形態も様々な現在、品質管理教育を全社的に浸透するのは難しく、これが品質問題の原因となっているケースも増えてきています。組織内における品質管理教育の到達レベルの一つの指標として、そして組織全体のQCレベルの底上げに、是非QC検定をご活用ください。
▶ QC検定 取組み事例
QC検定取得のメリット
■QCレベルの底上げによる組織の活性化
組織全体で品質管理に対する意識を高めることで組織の活性化につながります。また、社内の品質管理・問題解決力の向上及び製品品質の向上を図ることができます。
■社内教育の計画立案が容易に
QC検定の取得状況によって各個人の品質管理のレベルを把握し、教育計画に活用することができます。また、社内教育の負担の軽減を図ることができます。
■人事計画性が明確に
QC検定を受検することで部署ごとに品質管理のレベルを把握し、人事計画に活用することができます。
■採用時の能力評価基準に
社員、派遣社員などの採用時の能力評価基準として活用することができます。さらに、QC検定を活用することで、品質管理レベル向上を図ることができます。