
ドイツ:CO₂排出量の管理技術のLCAに関する規格を発行
2025/06/23
ドイツ規格協会(DIN)が、DIN SPEC 91508(CCU及びCCS技術のライフサイクルアセスメントのための要求事項)を発行した。
これは、産業バリューチェーン全体におけるCO₂排出量の体系的な管理技術であるCO₂回収・利用(CCU)及びCO₂回収・貯留(CCS)のライフサイクルアセスメント(LCA)のためのフレームワークを定めるものであり、LCAに関する国際規格であるISO 14040(環境マネジメント―ライフサイクルアセスメント―原則及び枠組み)及びISO 14044(環境マネジメント―ライフサイクルアセスメント―要求事項及び指針)を基礎としている。
CO₂の利用及び貯留による環境影響が測定可能となることで、理解・比較しやすいものとなり、CO₂関連プロジェクトの健全な計画、規制の遵守、そして持続可能性目標の測定可能な達成につながることが期待されている。
DIN SPEC 91508は、DIN Mediaのウェブサイト(ドイツ語)から無料でダウンロードが可能である。
[ジュネーブ事務所]
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