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適合性評価スキームは進化するか

適合性評価スキームは進化するか

2026/03/31

ISO/CASCO※1でISO/IEC 17067を改定中である。

現行版のISO/IEC 17067:2013(適合性評価-製品認証の基礎及び製品認証スキームのための指針)は、製品認証スキームをどのように構築、運営すべきかの指針を示すものである。しかし改定版では、「製品認証」の限定を外し、「適合性評価」スキームの基礎と指針を提供するものへと進化する。現行版が発行された2013年から10数年を経て、市場における保証メカニズムが複雑化、多様化し、適合性評価がマネジメントシステム、サービスや要員の認証、試験、検査、妥当性確認/検証などへと広範囲に広がったことを反映したものであろう。

一方、米国の認定機関ANAB※2が、the Quality Assurance Evaluation Program(QAEP)を開始した。適合性評価スキームが適切に設計、運用されているかどうかを評価しようというパイロットプログラムである。規制当局、業界団体、ベンチマークを行おうとする組織等が作る適合性評価スキームをANABが評価することによって、スキームの信頼性を強化し、そのスキームが目的とする品質保証活動の実効性を高めようというものである。

適合性評価スキームとは、「適合性評価の対象を規定し、規定要求事項を特定し、適合性評価の実施方法を提示する一連の規則及び手順」(ISO/IEC 17000:2020(JIS Q 17000:2022)適合性評価-用語及び一般原則 4.9項)である。製品やサービスの安全性や信頼性など、評価したい対象が満たすべき基準(ルール)を決め、そのルールが守られているかを適合性評価を行って確認するという一連の枠組みが、適合性評価スキームである。ルールを作るだけではなく、ルールキーピングの確実性、実効性が強く求められるようになったということだろう。

ISO/IEC 17067のFDIS(最終国際規格案)が間もなく発行され、本年中には「適合性評価スキーム」の基礎及び指針として発行される見込みである。新生ISO/IEC 17067が、適合性評価スキームの進化の後押しとなるだろうか。

【関連規格】

ISO/IEC 17067:2013 適合性評価-製品認証の基礎及び製品認証スキームのための指針(Conformity assessment -- Fundamentals of product certification and guidelines for product certification schemes)
・ISO/IEC DIS 17067 Conformity Assessment – Fundamentals of and guidelines for conformity assessment schemes
ISO/IEC 17000:2020(JIS Q 17000:2022)適合性評価-用語及び一般原則(Conformity assessment -- Vocabulary and general principles)

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