欧州:「グリーンスチール技術のためのAIを活用した特性評価とモデリング」に関するCENワークショップの発足
2026/05/18
欧州標準化委員会(CEN)と欧州電気標準化委員会(CENELEC)から、「グリーンスチール技術のためのAIを活用した特性評価とモデリング」に関するCENワークショップの発足が発表された。
このワークショップは、EUプロジェクト「AID4GREENEST」の一環として行われるもので、鉄鋼業界向けの、AIを活用した迅速な特性評価及びモデリングツールの開発に焦点を当てた、3年間のHorizon Europeプロジェクトである。
AID4GREENESTプロジェクトの目的の一つは、耐熱鋼のクリープ性能に関する研究開発活動の効率化と、鋼材の製造プロセスの効率化を図ることにある。
今回提案されているCENワークショップは、耐熱鋼のクリープ性能を予測できる機械学習ベースのツールの開発を対象とするAID4GREENESTの活動を補完するものとして設立される。
本ワークショップでは、加速クリープ試験に必要なデータを迅速に生成するための方法論を対象とし、製造プロセスを再現する高度なコンピュータ制御型実験システムであるGLEEBLE熱機械シミュレーターの活用に焦点を当てている。このシミュレーターを用いることで、研究者は制御された条件下で材料やプロセスの試験、開発、最適化を行うことができ、製鉄所における時間と労力を要する従来の試行錯誤を回避できる。これにより、材料の無駄や二酸化炭素排出量を削減し、コスト削減にもつながることが期待されている。
キックオフミーティングは、2026年6月12日にハイブリッド形式で開催される予定である。
なお、本プロジェクトの詳細は、CEN/CENELECのウェブサイトに掲載されている。
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