AIの規制と国際標準化、組織対応の最前線
2024/10/03
日本規格協会は、セミナー「AIの進化を見据えて: 最新規制と国際標準化の実践、組織対応の最前線」(10月28日)を開催します。産業界でAIが日常的に利用され技術開発が進むと同時に、AIに関して国内外で法制度の整備に関する活発な議論がなされています。我が国においては今年4月に「AI事業者ガイドライン第1.0版」が公表され、今年5月、EUによるAI法案(EU AI Act)の最終案がEU理事会で承認され世界初の包括的なAI法(規制)が成立し、米国では大統領令が発せられました。
標準の世界では、2023年12月にAIマネジメントシステムに関する国際規格である「情報技術-人工知能-マネジメントシステム(ISO/IEC 42001)」が発行されたことを受け、2024年4月に日英対訳版が発行されました。また、現在、同規格のJIS化作業も急ピッチで進んでおり、今後、我が国においてもAIマネジメントシステムの利活用・認証制度が広がりをみせることが予想されます。これらの点について、国内外のAI規制に関して内閣府よりご講演いただき、また、専門家によるISO42001(AIマネジメントシステム)とその認証に関する講演も予定しております。
本セミナーでは、AI利活用の上での問題事例を踏まえ、倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and Social Issues:ELSI)の観点からAI技術利活用に際して、リスクの特定、リスクの低減について、大阪大学 ELSIセンターの岸本センター長よりご解説いただきます。
また、社内でのAIガバナンスの仕組みを構築し運用されている日本電気(株)の実際のお取組み事例について、専門部署の立ち上げから参画されている日本電気(株)の徳島様より、①NECグループのAIポリシー、②人材育成、③リスク軽減プロセス、④ステークホルダーエンゲージメントなどについてご紹介いただきます。
詳細は、こちらからご確認いただけます。
関連記事
[日本規格協会]