3分で読める!標準化のキホン:第2回「標準化」とは
2026/02/17
標準化とは何か?
「標準化」という言葉を聞くと、どこか難しくて堅苦しいイメージを持たれるかもしれません。しかし、その本質は驚くほどシンプルで、私たちのビジネスや日常生活を支える「秩序」そのものです。
もし、私たちが自由に放置すれば、多様化、複雑化、無秩序化してしまうような「もの」や「事柄」を、少数化、単純化、秩序化すること。これが「標準化」の核心です。
JIS Z 8002(標準化及び関連活動 一般的な用語)による定義:
「実在の問題又は起こる可能性がある問題に関して、与えられた状況において最適な秩序を得ることを目的として、共通に、かつ、繰り返して使用するための記述事項を確立する活動。」
つまり、現場で繰り返し起こる課題に対して「最適な秩序」を得るためのルールを決め、共有する活動のことなのです。
標準化の主な役割(メリット)
標準化を進めることで、主に次のようなメリットがもたらされます。
- 互換性の確保:異なる製品や部品を組み合わせたり、交換したりできるようになります。
- 品質の確保:いつでも、誰が作っても、一定以上の品質を保てるようになります。
- 生産効率の向上:手順が単純化(少数化)され、無駄なコストや時間を削減できます。
- 相互理解の促進:共通の言葉やルールを使うことで、意思疎通がスムーズになります。
- 技術普及:優れた技術を標準にすることで、社会全体へ素早く広めることができます。
- 安心、安全の確保:明確な安全基準により、利用者の命や健康を守ります。
- 環境保護:資源の有効活用やリサイクルなど、環境負荷の低減に貢献します。
さらに近年では、これらを応用して、社会的な課題の解決、新産業・新市場の創造、企業の経営戦略ツールとしての役割も注目されています。
(日本規格協会)


