ISO 14019シリーズ(持続可能性情報の妥当性確認及び検証)発行
2026/02/12
ISO /TC 207/SC2(環境監査及び関連業務)とISO/CASCO(適合性評価)が協働で、以下のISO 14019シリーズの開発を進めているが、2月6日付けで第1部、第2部、第4部が発行された。
このシリーズ規格は、妥当性確認及び検証機関が「サステナビリティ(持続可能性)情報」(sustainability information)の妥当性確認及び検証を実施する際の原則及び要求事項を定めるものである。ESGやCSR関連のレポートや情報開示などに活用されることを意図し、EU CSRD(企業サステナビリティ報告指令)、 ISSA 5000(国際サステナビリティ保証基準5000)などの既存のイニシアティブ・プログラム・基準との相互運用性も強く意識している。開発には、IAASB(国際監査・保証基準審議会)やIESBA(国際会計士倫理基準審議会)も参加している。
さらに、このシリーズはISO/IEC(JIS Q) 17029のセクター規格の位置づけにあり、ISO/IEC(JIS Q) 17029が妥当性確認及び検証全般をカバーするのに対し、「サステナビリティ情報」の妥当性確認及び検証に特化するものである。なお、同じくISO/IEC(JIS Q) 17029のセクター規格の位置づけのISO (JIS Q) 14065というものがあり、こちらは「環境情報」の妥当性確認及び検証に特化するものである。「サステナビリティ情報」は非常に広い範囲をカバーし、ISO 14019 シリーズの中にも、「サステナビリティには、環境、社会、経済、ガバナンス、その他の側面が含まれうる」とされている。
国内外でサステナビリティ情報開示の圧力が高まる中、発行されたISO14019 シリーズだが、どのような情報の妥当性確認・検証にどのように活用されるか、多いに期待されるところである。また、「環境情報」に特化するISO 14065といかにうまく使い分けるかも関心の持たれるところである。
なお第3部の開発は既に開始しており、2027年後半頃の発行となる見込みである。
[日本規格協会]

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