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国連SDGsマネジメントシステムの国際規格発行へ前進:セネガルにて国際会議を開催

国連SDGsマネジメントシステムの国際規格発行へ前進:セネガルにて国際会議を開催

2026/01/27

ISO/PC 343国際会議の案内バナー:セネガル・ダカールにてハイブリッド形式で開催

◆開催概要

2026年1月12日から16日にかけて、セネガルのダカールおよびオンラインによるハイブリッド形式で、国連SDGs(持続可能な開発目標)マネジメントシステムの国際規格を開発するISOプロジェクト委員会(ISO/PC 343)の国際会議が開催されました。

本会議には、日本を含むアジア、アフリカ、欧州、南米など世界各国の代表者が集り、対面及びオンラインでそれぞれ約30名が参加し、23か国のメンバー、国連開発計画(UNDP)などのリエゾン機関が議論に参加しました。日本からも、エキスパート及び国内事務局の3名が対面で参加しました。

今回の会合は、ISOとUNDP(国連開発計画)のWロゴ規格として開発され、組織が国連SDGsの達成に向けてどのようにマネジメントシステムを構築・運用べきかの要求事項を定めたISO/UNDP 53001国際規格案(DIS)へのコメントの審議と最終国際規格案(FDIS)の作成を主な目的として行われました。

ISO/PC 343国際会議の様子:会議場で対面参加者が議論を行っている様子

◆主な審議事項

【WG 1会合】

1月12日~15日の4日間で、ISO/PC 343の下に設置された作業グループ(WG 1)会合が開催され、国連SDGsマネジメントシステムの要求事項に関する国際規格案(ISO/UNDP DIS 53001)に対してISOメンバー国等から提出された574件のコメントについて、審議が行われました。コメントの過半数はエディトリアルな内容でしたが、他方、規格の中でも重要なキーワードであるインパクト、SDG目的とターゲット、ステークホルダーと利害関係者といった用語の一貫性や明確化等、規格案のブラッシュアップが行われました。審議の結果、574件全てのコメントの検討を完了し、本規格案を最終国際規格案(FDIS)の段階へ進めることが合意されました。

【PC 343総会】

会議期間最終日の1月16日には、ISO/PC 343総会が開催され、セネガルの行政担当者、UNDPカントリーオフィス、セネガル規格協会の代表者らから歓迎の挨拶があった後、WG 1の活動報告や、リエゾンメンバーであるUNDPの報告等が行われました。

◆今後の予定

今後、SDGsマネジメントシステム要求事項の国際規格であるISO/UNDP 53001は、2026年春頃に最終国際規格案(FDIS)の投票プロセスにかけられ、投票が可決すれば、夏頃に国際規格(IS)として正式に発行される見込みです。

また、ISO/PC 343では、先行して2024年に発行された国連SDGsへの貢献のための指針規格であるISO/UNDP PAS 53002についても、PAS(公開仕様書)から国際規格(IS)にするための改訂作業が進められており、2027年半ばの規格発行を目指して継続的に議論が行われております。

[日本規格協会]