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適合性評価とAI

適合性評価とAI

2026/03/13

3月6日付けで、英国の認定機関UKAS*とドイツの認定機関DakkS**が共同で、「認定された適合性評価における人工知能(AI)技術の利用」(The use of Artificial Intelligence (AI) technologies in accredited conformity assessment)と題する技術速報(Technical Bulletin)を発行した。

UKASとDakkSによるAI利用に関する共同技術速報

この速報は、適合性評価機関が事業活動にAI技術及びツールを導入、運用するにあたっての責任ある利用を促すための指針を示している。新たな認定要件を定めるものではなく、既存の要件(ISO/IEC 17065等の適合性評価機関に対する要求事項)をAIの文脈でどう理解すべきかを支援するものである。

適合性評価機関のAI利用は、適合性評価プロセスそのものと、それに付随する社内のサポート機能の両方での利用がありえるが、いずれにしても適合性評価機関にとって大きなチャンスとなりうる。しかし、適合性評価の結果に対する継続的な信頼を確保する上で、慎重に管理される必要もある。UKASとDakkSは、適合性評価の完全性、公平性、堅牢性を維持しながら、AI活用によるイノベーションを積極的に支援するとしている。

適合性評価機関のAI活用の検討は思いのほか早いペースで進んでいるようだ。AIによるイノべーションが、認定された適合性評価の公平性、能力、信頼性と調和する形で達成されることを期待するものである。

* UKAS : The United Kingdom Accreditation Service
** DakkS : Deutsche Akkreditierungsstelle