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2026年1月発行のJSAが原案作成団体として作成したJISをご紹介いたします(JIS A6209,JIS C0364-7-702,JIS C0364-7-708, JIS C0364-7-710,J

2026年1月発行のJSAが原案作成団体として作成したJISをご紹介いたします(JIS A6209,JIS C0364-7-702,JIS C0364-7-708, JIS C0364-7-710,J

2026/01/22

一般財団法人日本規格協会(本部:東京都港区、理事長:朝日弘)が2026年1月に発行したJISのうち、日本規格協会が原案作成団体として発行したJISを、各規格の発行に至った背景とともにご紹介いたします。

JIS A 6209:2020/AMENDMENT 1:2026

【改正】
コンクリート用火山ガラス微粉末(追補1)
Volcanic glass powder for use in concrete (Amendment 1)

■JIS A 6209はなぜ改正されたのか?

 この規格は、コンクリート、モルタル及びセメントペーストに混和材料として用いるコンクリート用火山ガラス微粉末について規定するものであるが、関連する特許権等がJISに含まれることが新たに判明したため、規格の利用者へ適切な情報提供を行うため「特許権等を含むJISの制定等に関する手続きについて」に基づき、まえがきに特許に関する記載を追記する必要がありました。

■JIS A 6209の改正に期待されること

 この規格の一部が、特許権、出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意を喚起することで、規格を適切に活用することができます。



JIS C 0364-7-702:2026

【改正】
低圧電気設備-第7-702部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項-水泳プール及び噴水
Low-voltage electrical installations-Part 7-702: Requirements for special installations or locations-Swimming pools and fountains

■JIS C 0364-7-702はなぜ改正されたのか?

 この規格は、水泳プールの水槽、噴水池及び遊戯プールの水槽並びにその周囲に使用される電気設備について規定したものであり、IEC 60364-7-702:1997を基に、2010年に改正されました。対応国際規格であるIEC 60364-7-702が、水泳プール、噴水の対象となる場所の規定をより明確にするなど、最近の技術の実態を反映して2010年に改訂されたことから、技術的な内容が国際的な水準と乖離した状況となっています。また、この規格は、現在、電気事業法に基づく技術基準省令の要件に適合することを具体的に示した“電気設備の技術基準の解釈”の第218条(IEC 60364規格の適用)における例示規格として引用されており、国際的な技術水準に対応し、貿易の障壁を排除するために改正することが求められています。
 こうしたことから、国際的な技術水準に対応する国内の両基準の統一を図り、貿易の技術的障害を排除するとともに、電気設備の技術基準を利用する設計者・施工者の利便性を図るために、このJISを改正する必要がありました。

■JIS C 0364-7-702の改正に期待されること

 この改正によって、国際規格との整合が図られることから、海外との貿易障害が排除されることによって、海外製品の輸入の可能性が広がり、取引の円滑化が期待できます。
 また、水泳プール、噴水の対象となる場所の定義及び要求事項が明確になることから、低圧電気設備の選択・施工の確実性が向上し、さらに利用者の安全性が向上することが期待できます。



JIS C 0364-7-708:2026

【改正】
低圧電気設備-第7-708部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項-キャラバンパーク,キャンピングパーク及び類似の場所
Low-voltage electrical installations-Part 7-708: Requirements for special installations or locations-Caravan parks, camping parks and similar locations

■JIS C 0364-7-708はなぜ改正されたのか?

 この規格は、キャラバンパーク、キャンピングパーク等において、レジャー用宿泊車両等に電気を供給する固定設備の回路だけの低圧電気設備の安全性について規定したものであり、IEC 60364-7-708:1988を基に、1999年に制定されました。対応国際規格であるIEC 60364-7-708が、レジャー用宿泊車両(キャラバンを含む)等の内部の電気設備部分も含まれていた適用範囲を、キャラバンパーク、キャンピングパーク等においてレジャー用宿泊車両等に電力供給する固定設備の回路だけに適用するなど、最近の技術の実態を反映して2017年に改訂されたことから、技術的な内容が国際的な水準と乖離した状況となっています。また、この規格は、現在、電気事業法に基づく技術基準省令の要件に適合することを具体的に示した“電気設備の技術基準の解釈”の第218条(IEC 60364規格の適用)における例示規格として引用されており、国際的な技術水準に対応し、貿易の障壁を排除するために改正することが求められています。
こうしたことから、国際的な技術水準に対応する国内の両基準の統一を図り、貿易の技術的障害を排除するとともに、電気設備の技術基準を利用する設計者・施工者の利便性を図るために、このJISを改正する必要がありました。

■JIS C 0364-7-708の改正に期待されること

 この改正によって、国際規格との整合が図られることから、海外との貿易障害が排除されることによって、海外製品の輸入の可能性が広がり、取引の円滑化が期待できます。
 また、キャラバンパーク、キャンピングパーク等の場所で必要となる電力供給する固定設備の回路、コンセント回路の漏電遮断の規定などが明確になることから、キャラバンパーク、キャンピングパーク等を利用する方の安全が向上し、さらに利用者の安全性が向上することが期待できます。



JIS C 0364-7-710:2026

【制定】
低圧電気設備-第7-710部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項-医用場所
Low-voltage electrical installations-Part 7-710: Requirements for special installations or locations-Medical locations

■JIS C 0364-7-710はなぜ制定されたのか?

 この規格は、患者及び医療従事者の安全を提供するために、病院などの医用場所の低圧電気設備の設計、性能、施工及び検証について規定するものです。現在、電気設備の安全性及び信頼性を確保するための「電気設備の技術基準の解釈」の第218条「IEC 60364規格の適用」において、医用場所の低圧電気設備の安全要求として引用されている規格はIEC 60364-7-710:2021(英文)であり、英文規格の引用は、電気設備の保安水準を確保する上での課題となっています。IEC 60364-7-710を基に国際的な技術水準に対応する医療場所の低圧電気設備の安全要求を規定するJISの制定が求められています。
 こうしたことから、国際的な技術水準に対応する国内の両基準の統一を図り、貿易の技術的障害を排除するとともに、電気設備の技術基準を利用する設計者・施工者の利便性を図るために、このJISを制定する必要がありました。

■JIS C 0364-7-710の制定に期待されること

 この規格の制定によって、医療場所の種類に応じて必要となる低圧電気設備の安全保護などの設計、選定・施工とその性能が明確になり、患者及び医療従事者の安全の向上に寄与します。
 また、国際規格との整合が図られることから、海外との貿易障害が排除されることによって、取引の円滑化が期待できます。



JIS C 60529:2026

【制定】
電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
Degrees of protection provided by enclosures (IP Code)

■JIS C 60529はなぜ制定されたのか?

 電気機器の外郭による保護等級(IPコード)の分類に関するJISとしては、2003年に改正されたJIS C 0920が最新版です。その後、対応国際規格であるIEC 60529が2013年に改訂されIPX9(高圧・高温水噴流に対する保護等級)が追加されました。近年、技術進歩や製品の用途拡大などによって電気・電子・医療機器分野の製品規格にもIPX9の適用が広がりつつあるため、関係者から標準化が望まれています。
 このような状況から、対応国際規格との整合を図るとともに、近年の技術の実態に即した内容にする必要があります。また、この規格は、多数の製品規格に引用されているC部門の基本規格であり、既存の規格への影響も大きい規格ですが、逆に将来も踏まえて対応国際規格の番号と同じ5桁のJIS番号とすることによる利便性が非常に大きいと考えられることから、JIS C 60529として制定する必要がありました。

■JIS C 60529の制定に期待されること

 この制定によって、IPコードの等級・試験方法が明確になり、生産者・消費者の両者及び相互理解に寄与することが期待できます。また、対応国際規格と整合することによって、国際貿易の円滑化にも寄与することが期待できます。

[日本規格協会]