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2026年2月発行の注目JISをご紹介いたします(JIS B2309,JIS B8341 )

2026年2月発行の注目JISをご紹介いたします(JIS B2309,JIS B8341 )

2026/02/20

 一般財団法人日本規格協会(本部:東京都港区、理事長:朝日弘)が2026年2月に発行した注目のJISを、各規格の発行に至った背景とともにご紹介いたします。

JIS B 2309:2026

【改正】
一般配管用ステンレス鋼製突合せ溶接式管継手
Butt-welding pipe fittings for light gauge stainless steel tubes for ordinary use

■JIS B 2309はなぜ改正されたのか?

 この規格は、JIS G 3448の一般配管用ステンレス鋼管の配管に突合せ溶接によって取り付けるステンレス鋼製の管継手について規定したもので、2009年にステンレス協会規格SAS354を基に制定されました。
制定から15年以上が経過し、厚生労働省の省令で六価クロム化合物の水質基準値が変更され、この規格が引用しているJIS G 3448(一般配管用ステンレス鋼鋼管)が改正され、浸出性能試験が削除されているため、これらに整合させる必要があります。また、20Su及び25Suのエルボショートについては、今後の成形技術の実態を踏まえ、他の類似の継手との整合を図るため、削除する必要が生じています。このような状況から、関連のステンレス鋼管との整合や現状の技術の実態を踏まえて、JISを改正する必要がありました。

■JIS B 2309の改正に期待されること

 浸出性能試験が削除されることにより、試験が簡素化されます。また、規格全体をわかりやすく、誤解を生じない表現に見直すことによって、取引の円滑化が図られます。



JIS B 8341:2026

【改正】
容積形圧縮機-性能試験
Displacement compressors-Performance tests

■JIS B 8341はなぜ改正されたのか?

 この規格は、容積形圧縮機の体積流量及び動力に関する試験方法及び検査方法について規定したものであり、前回、1996年に発行されたISO 1217(Displacement compressors-Acceptance tests)を基に2008年に改正されました。対応国際規格のISO 1217は、特性値又はその算出式に用いる補正係数の記号の追加、近年の省エネ要求の高まりから、省エネ効果が高いパッケージ形可変速圧縮機に対する試験方法の追加などを行い、2009年に改訂されています。JISにおいても、これらの変更に対応する形で規定内容を見直し、改正を行う必要がありました。

■JIS B 8341の改正に期待されること

 この改正によって、ISO規格との規定の整合性が保たれ、省エネ製品の試験へも対応可能となり、圧縮機メーカ各社の製品試験に活用されることが期待されます。

[日本規格協会]