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[ドイツ] デジタルプロダクトパスポートの規格 DINとDKEが合同委員会を設立
2023/07/19
DIN と DKE は、2023年7月11日「デジタル プロダクト パスポート」合同委員会を設立した。
製品データの透明性は、消費者だけでなく、バリューチェーン内の全ての関係者にとって重要である。
将来的には、デジタルプロダクトパスポートが、使用原材料からリサイクルまで、適合宣言から取扱説明書まで、製品情報を束ね、ライフサイクル全体にわたって透明化し、検索が可能となり、製品名や生産者、特性、製造場所に加え、CO2排出量やサプライチェーン法の遵守など、環境や社会的指標に関する情報も含めることができる。
欧州委員会は、欧州の標準化団体であるCENとCENELECに対し、デジタル製品パスポート制度のための整合化された欧州規格を開発するよう要請した。
これらの規格は、バッテリーパスポートのほか、将来的に電化製品、繊維製品、家具、鉄鋼、セメント、化学製品などに対応するベースとなり得る。これらの規格を開発するために、欧州標準化委員会(CEN)と欧州電気標準化委員会(CENELEC)は「デジタル製品パスポート合同技術委員会」の設置をを提案した。DINとDKEが設置した新しい合同委員会は、DPPと合同技術委員会についてドイツの国内の利益を代表して作業を行うことを目的としている。設立総会には、様々産業や分野から300人を超える専門家が参加した。
[ジュネーブ事務所]
https://www.din.de/de/din-und-seine-partner/presse/mitteilungen/normen-fuer-den-digitalen-produktpass-919534