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[欧州] ECOSが年次総会2023を開催 ~環境情報の信頼性と透明性の確保に焦点~

[欧州] ECOSが年次総会2023を開催 ~環境情報の信頼性と透明性の確保に焦点~

2023/06/30

ECOS(※1)は、年次会議 2023 を開催。会議では、環境情報の信頼性と透明性を確保に焦点が当て議論が行われ、グリーンクレーム(※2)において、「何をしていくべきか」を分析した。

ECOSエグゼクティブディレクターのジャスティン・ウィルクス氏は、「グリーンウォッシングは、1980年半ばに我々の辞書に載ったトレンドワードであり、今後もこのトレンドは続くだろう。全ての環境主張が誤解を招くわけではないが、市場を歪め、本質的な変化を妨げる情報は排除されなければならない。グリーンへの移行を実現する上で市場が重要な役割を果たせるよう、信頼できる情報を確保する必要がある」と述べたほか、ISO規格やEU規則にECOSが行ってきた取り組みを紹介した。としている。

会議では、「クライメイト・ニュートラル(気候中立)からネイチャーポジティブ、グリーン・クレームには早急な対応が必要」、「環境情報を信頼できる方法で伝達」などのテーマで専門家によるパネルディスカッションが行われた。会議の様子はECOSのウェブサイトから視聴することができる。


※1 Environmental Coalition on Standard
※2 欧州委員会は、2023年3月22日、グリーンウォッシングから消費者を守ることを目的に、企業が環境に関する主張を行う場合に科学的根拠に基づき検証することを義務づける「グリーンクレーム指令」案を発表

[ジュネーブ事務所]

https://ecostandard.org/news_events/the-dos-and-donts-of-green-claims-takeaways-from-ecos-annual-conference-2023/