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第63回品質月間(2022年11月1日~31日)の詳細が決定しました

2022/09/01

■品質月間とは、毎年11月1日~31日、国内の各組織の品質意識向上として、①全社員の品質意識の高揚/顧客満足、従業員満足の徹底/品質保証体制の確認/製品、サービスの質向上/ISO9000認証取得後の品質レベル向上/協力企業の体質強化、②経営方針の展開と成果の確認などの目的達成にかかる取り組みを推進する期間として、日本規格協会・日本科学技術連盟・日本商工会議所が共催する事業です。

■第63回品質月間のテーマは「今こそ実践 新たな社会のクオリティ」です。
このテーマに込められている意味について、第63回品質月間委員会委員長である大学共同利用機関法人情報・システム研究機構理事・統計数理研究所長の椿 広計 様は以下の通り説明されています。

第63回品質月間テーマ主旨

SDGs、Society 5.0など日本社会の目指すべき方向性が語られ始めた中で、突然予期せぬCOVID-19感染症の世界的蔓延、そして軍事侵攻など、当たり前と考えていた社会が世界規模で変貌しています。品質月間では昨年、「新たな社会のクオリティ」を目指すというテーマを掲げました。ビジネスのDX化やそれを支える人材育成、TQMの根幹である社内外とのコミュニケーションを根底から考え直そうという意図があったからです。私どもでは今年の品質月間でも、この「新たな社会のクオリティ」という旗を掲げ、その意図の実現に向けた活動の展開に挑戦することといたしました。

品質管理活動は、製品・サービスの質(クオリティ)の保証から始まり、製品やサービスを生み出すプロセスの質、そのデザインや企画の質に進化し、さらにその進化を支える企業マネジメントの質へと進化を続けてきました。今、企業活動を支える健全な社会の質の実現に更なる一歩を進めなければ、社会自体がとんでもない方向に迷走するのではないかと考えます。

社会のクオリティを正しい姿に効果的に導くためには、社会の現状把握を基に、本質的問題を抽出し、社会全体が知恵を絞ってその解決に当たるという品質管理活動の視点と方法が有効なことは言うまでもありません。社会価値の創造が、顧客価値、そして企業価値の実現を意味する。そういう品質管理活動を品質管理に携わる方はもちろん、社会の構成員でもある企業人全体で考える機会に、今回の品質月間がなればと願うものです。

■品質月間では、みなさまの品質意識向上をサポートするために各種資料を提供しています。
中でも、品質月間テキストは、毎年時宜に適った7つのテーマについて、そのテーマに精通された方々に執筆いただいており大変好評を得ています。

★第63回品質月間テキスト一覧★

No. タイトル 著者
457 顧客価値創造に貢献できる現場力の育成と強化
―コト価値の発生が求める現場力―
大阪電気通信大学名誉教授
猪原 正守 氏
458 オティックスにおけるTQM推進と改善風土の醸成 株式会社オティックス 代表取締役社長
小田井 勇樹 氏
459 DX時代のサービス(QSC)品質向上に向けたすかいらーくの取組み 株式会社すかいらーくレストランツ 代表取締役社長 中島尚志 氏
株式会社すかいらーくホールディングス 内部監査室 神田 誠 氏
460 DX時代における品質管理 名古屋工業大学 社会工学専攻 経営システム分野 准教授 川村 大伸 氏
三菱重工業株式会社 民間機セグメント 品質保証部 計画課 主席チーム統括 川上 尚紀 氏
三菱重工業株式会社 民間機セグメント 品質保証部 計画課 主席技師 桒野 敏宏 氏
461 品質管理活動におけるリスクマネジメントの活用 横浜国立大学 リスク共生社会創造センター客員教授 野口 和彦 氏
462 攻略「ことばのデータ」~ことばのデータの活用ポイント「よ~く考える」~ NSMコイルセンター株式会社 安全品質本部 副本部長
QCサークル関東支部 QCサークル千葉地区 顧問 猿渡 直樹 氏
463 変化の時代に、品質管理の現場で求められる「心理的安全性」
~心理的柔軟なリーダーシップがつくる~
株式会社ZENTech シニアコンサルタント
原田 将嗣 氏

また、標語はみなさまから応募いただいたものの中から品質月間委員会で5個を選び、今年度の品質月間標語として採用をしています。応募いただいたみなさま、ありがとうございました(応募総数:2,977件)。

★第63回品質月間標語

■日本規格協会では、品質月間資料の販売及び第63回品質月間特別講演会の実施をしております。みなさま、ぜひこの機会に品質月間資料のご購入や特別講演会の受講をご検討ください。

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