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航空機産業における非破壊試験技術者資格の国内試験を開始します

2019/12/05

<経済産業省の記事から抜粋>

経済産業省は、航空機産業、一般社団法人非破壊検査協会、関係省庁、自治体と協力して、国内で初めての航空機産業における非破壊試験技術者資格試験を実施します。

1.概要
我が国航空機産業の国際的な付加価値向上のためには、複数工程を一貫して行うことによる生産性の向上が必要不可欠です。それらの工程の中でも航空機の絶対的な安全性を担保する「非破壊検査」は特に重要な工程です。

しかし、非破壊検査を実施するには厳格な品質体制や人材育成体制の構築が企業にとって大きな障壁となっていたところ、経済産業省の支援のもと、航空機産業界が2017年に「日本航空宇宙非破壊試験委員会」を設立し、非破壊試験技術者の育成体制の整備を開始しました。

同じく2017年に「航空機産業非破壊検査トレーニングセンター(兵庫県神戸市)」での訓練開始を皮切りに、育成体制に必要な整備を着々と進め、この度2019年12月に国内初の航空機産業の非破壊試験における資格取得試験を実施します。

技術者育成の手法が海外の機関や国内大手企業に限られていた中小企業にとって、国際基準に則った訓練・資格試験が国内第三者機関で実施されることは、中小企業の技術者育成にかかる負担を下げることに繋がり、もって一貫生産に向けたボトルネック工程の解消に繋がることが期待されます。

試験概要等、本記事の詳細は、経済産業省のページをご覧ください。

<出典:経済産業省のウェブサイトを加工して作成>
https://www.meti.go.jp/press/2019/12/20191202002/20191202002.html