皆さんは防蚊性(ぼうぶんせい)という言葉をご存知でしょうか?これは、生地が蚊を遠ざけたり、生地を貫通して吸血するのを防いだりする能力のことを指します。
この度、その評価方法を定めたJIS L 1950-1「生地の防蚊性試験方法―第1部:誘引吸血装置法」が改正されました。
本規格は、生地が薬剤処理されているかに関わらず、蚊の接触や吸血を低減する機能を評価するための統一基準です。今回の改正では、国際的な市場の実態に合わせ、試験に用いる試験蚊の日齢や、評価検証に用いる試料の規定が国際規格(ISO 24461)と整合するよう見直されました。
規格が国際標準に整合することで、製品の開発・製造が容易になり、国際競争力の強化が期待されます。同時に、私たち消費者にとっては、世界基準で裏付けられた、より信頼性の高い防蚊製品を選べるというメリットにつながります。
JISは、常に最新の国際動向を取り込むことで、私たちの生活をより豊かにしています。今は冬ですが、次の夏は信頼できる防蚊製品とともに快適に過ごしましょう!


