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【WSN】3月の世界標準ハイライト(サステイナビリティ報告、循環経済、自然資本など)

2024/03/29

標準化に関するニュースを集めました。

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  • ASTM, 環境、社会、ガバナンスの開示をサポートする標準を発行


    ASTMインターナショナルは、環境・社会・ガバナンス(ESG)情報開示のための標準、E3377を開発、近日中に発行される予定だ。この規格は、規制など組織にとって重要な検討事項へのガイダンスを提供し、利用者が信頼性のある気候変動関連情報開示を作成できるよう支援する。ASTMの地域技術コーディネーターであるアイリーン・スナイダー氏は、「新しい規格は、ユーザーが自発的ベースで、また規制要件を満たすために行われる ESG 開示の複雑な状況を理解し、ナビゲートするのに役立つ」とコメントしている。

  • 英国規格協会(BSI)、自然市場の原則を規定した標準、BSI Flex 701 を発行


    3月21日、英国規格協会(BSI)は、英国の自然市場のための包括的な原則を規定した、BSI Flex 701の初版を発表、協議のために公開する。 この規格は、環境・食糧・農村地域省(Defra)の資金援助を受けて開発中の一連の自然投資標準の最初の規格であり、生物多様性損失の回復やネット・ゼロの達成を支援するために設計された自然投資の包括的な原則と共通の定義を規定している。

  • CEN、CENELEC、EA、EURAMET、WELMEC が協力して欧州の品質インフラを強化、推進


    3月7日、欧州標準化委員会(CEN)、欧州電気標準化委員会(CENELEC)、欧州認定協力機構(EA)、欧州国家計量機関連合(EURAMET)、欧州法定計量協力機構(WELMEC)は、欧州Qlネットワークを構築するための覚書に署名した。本協定を通じて、このネットワーク・パートナーでは、欧州における品質インフラの強化に向け、業界関係者および欧州委員会に対するQIおよびその利点の認知度向上や計量、標準化、認定、適合性評価、市場サーベイランスの各分野における商品、サービス、プロセスの品質、安全性、持続可能性の支援に取り組む。

  • 持続可能性報告の基準に関する CEN と CENELEC の新しいパンフレットを発行


    欧州標準化委員会(CEN)及び欧州電気標準化委員会(CENELEC) は、企業の環境、社会、ガバナンス (ESG) 目標をサポートするために標準をどのように使用できるか、また ESG 報告において標準がどのような役割を果たせるかを紹介するパンフレットを発行。尚、CEN、CENELECは、2024年2月に欧州サステイナビリティ報告基準(ESRS)の草案を作成する欧州財務報告諮問グループ(EFRAG )と持続可能性報告の分野で開発された様々な基準間で最大限の相乗効果を図ることを目的に覚書を締結している。

  • ドイツ・韓国間の標準化対話


    ドイツと韓国の標準化対話(S-Dialogue)が2023 年 12 月 7 日にフランクフルト・アム・マインで開催された。S-Dialogue は、DIN、DKE、KATS、KSA の 4 つの標準化団体によって組織されているもので、対話の目的は、韓国とドイツの標準化における協力を強化することにある。4 つの標準化団体すべての責任者と業界の技術専門家によって、戦略的問題と技術的問題の両方の議論が行われた。

  • 韓国、Horizon Europeプログラムに参加


    韓国が、EUの研究・イノベーションプログラムである「ホライゾン・ヨーロッパ」に参加することが決定した。 連合協定の調印は、双方で必要なすべての批准手続きが完了するまでの間、2024年後半に行われる予定であり、韓国は2025年から欧州連合(Horizon Europe)に参加できるようになる。ホライゾン・ヨーロッパへの参加は、非EU諸国との最も近い協力形態であり、関連国の事業体が同プログラムに参加することを可能にする。一旦締結されれば、韓国の研究者や組織は2025年以降、資金提供を受けることができるようになる。



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