NEWS TOPICS

会員向け情報

SQオンライン

[ドイツ] デジタルプロダクトパスポート(DPP)に関する委員会を設置

[ドイツ] デジタルプロダクトパスポート(DPP)に関する委員会を設置

2023/07/04

ドイツの国家標準化機関であるドイツ規格協会(DIN)とドイツ電気標準会議(DKE)は、デジタルプロダクトパスポート(DPP)に関する共同作業グループを立ち上げた。

DPPとは、デジタル技術によって、個別の製品のライフサイクル全体で環境関連情報(製品の耐久性、資源効率、再利用性、エネルギー効率等)のデータへのアクセスを可能とする仕組みである。

欧州委員会は、新しい欧州持続可能製品エコデザイン規制(ESPR)(※1)を2020年3月に発表。ESPRは、環境への影響を低減するための要件を定めており、DPPは、ESPRの実施を支援するためのデジタルツールとして位置付けられている。

DPPとそのエコシステムの設計、システム、セクター固有の要求事項などの検討のため、ドイツ国内の多数の標準化委員会と理事会の関与が必要である。

DINとDKEは、DPPに関連する標準化活動の対応、ドイツ国内の関係者の連携を目的とし、7月11日にDIN DKE 合同委員会「デジタルプロダクトパスポート」設立会議を開催する。 尚、DINとDKEは現在、欧州レベルでもCEN-CENELEC合同技術委員会「デジタルプロダクトパスポート」の設置を提案している。


※ 1 COM(2022) 142 final

[ジュネーブ事務所]

https://www.din.de/de/din-und-seine-partner/presse/mitteilungen/digitaler-produktpass-gruendungssitzung-eines-din-dke-gemeinschaftsgremiums--917294/