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日本産業規格(JIS)を制定・改正しました(2021年5月分)

2021/05/24

<経済産業省の記事から抜粋>

JISは、鉱工業品、データ、サービスの品質、性能や試験方法などを定めた国家規格であり、社会的環境の変化に対応して、制定・改正しています。また、社会的に関心の高い重要な制定や改正を月に1回紹介しています。

1.今回のJISの制定・改正内容
今回は、12件の制定及び12件の改正を行いました。なお、令和元年7月の法改正により、日本産業標準調査会(JISC)の審議を経ずにJIS制定等が可能な認定産業標準作成機関である一般財団法人日本規格協会作成のJIS案(制定5件、改正3件)が含まれています(資料1)。中でも以下のJISの制定は特に重要です。

USB等の汎用通信ポートの安全性要求に関するJIS制定
通信ケーブル・通信ポートの標準化が進み、USB等の汎用ポートを備える機器が急速に普及し、通信ケーブル・通信ポートを利用した電力伝送が一般化するに伴い感電、火災等のリスクが拡大しています。他方、既存のJISでは通信ケーブル・通信ポートを介した電力伝送に係る安全性の規定が不十分でした。

今般、このようなリスクを回避するために、JIS C 62368-3「通信ケーブル及び通信ポートを介する直流電力伝送の安全性要求事項」を制定しました。このJISが普及することにより、電力伝送時において、USB等から電力を供給又は受電する機器の安全性向上が期待されます。

資料の閲覧は経済産業省のページをご覧ください。

<出典:経済産業省のウェブサイトを加工して作成>
https://www.meti.go.jp/press/2021/05/20210520003/20210520003.html