3分で読める!標準化のキホン:第9回「IEC」とは
2026/10/19
IEC(国際電気標準会議)とは?
品質管理や標準化の業務に携わると、「ISO」と並んで「IEC」という言葉を耳にする機会が増えるのではないでしょうか。特に電気や電子を扱う現場では、避けて通れない重要な存在です。
「IEC」とは:
日本語で「国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)」のことです。電気および電子技術分野の国際規格(国を越えて共通で使うためのルールのこと)の作成を行う国際標準化機関であり、各国の代表的な標準化機関によって構成されています。
つまり、私たちの日常やビジネスで使われる電気製品や電子技術が、世界中で安全に、そして同じように使えるための「共通のルール」を決めている世界的な組織なのです。
知っておきたい「ISO」と「IEC」の役割分担
「国際規格といえばISOではないの?」と思われる方もいるかもしれません。実は、ISO(国際標準化機構)とIECの間には、お互いの業務をスムーズに進めるための明確な「業務割当ての合意原則」が存在します。
その基本ルールは非常にシンプルです。電気および電子技術分野の国際標準化に関するすべての問題は「IEC」が担当し、その他の問題はすべて「ISO」が担当することになっています。
| 機関の名称 | 担当する標準化の分野 |
|---|---|
| IEC(国際電気標準会議) | 電気・電子技術分野のすべての問題 |
| ISO(国際標準化機構) | それ以外のすべての分野(自動車、マネジメントシステムなど) |
それでは、電気の技術か、電気以外の技術(非電気)のどちらに関与するのかがパッと見て判断できない場合はどうするのでしょうか?
資料によると、そのような「にわかに判明しない場合」の国際標準化の問題については、両機関(ISOとIEC)の相互の合意によって、その責任の割当てを定めることとされています。お互いに話し合ってどちらが担当するかを決めるという、柔軟で合理的な仕組みが整えられています。
(日本規格協会)
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