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3分で読める!標準化のキホン:第8回「ISO」とは

3分で読める!標準化のキホン:第8回「ISO」とは

2026/10/12

ISOとは何か?――国際標準化の司令塔

 品質管理や標準化の業務に携わると、必ず耳にするのが「ISO」という言葉です。

 ISOとは、正式名称を国際標準化機構(International Organization for Standardization)といいます。電気・電子、および電気通信以外のあらゆる分野において、国際規格の作成を行う国際標準化機関です。

 この組織は、世界各国の代表的な標準化機関から構成されています。いわば、世界中の「ものづくり」や「サービス」の共通ルールを話し合って決める、グローバルな会議体のような存在です。

用語解説:国際規格(IS)とは?
世界中で共通して利用されるルールのことです。ISOが策定した規格は「ISO規格」と呼ばれ、製品のサイズや品質管理の仕組み(マネジメントシステム)などが定められています。

ISOとIECの役割分担

 国際標準化の世界には、ISOのほかにもう一つ、IEC(国際電気標準会議)という重要な機関が存在します。

 2つの機関については、1976年の合意原則に基づき、以下のような明確な役割分担がなされています。

  • IECの担当:電気及び電子技術分野に関するすべての問題。
  • ISOの担当:それ以外のすべての問題(自動車、食品、組織のマネジメントなど)。

 もし、電気の技術なのかそれ以外の技術なのか、どちらに分類されるか判断が難しい新しい技術などが現れた場合には、両機関の相互の合意によって、その責任の割当てを定めることになっています。

なぜISOが必要なのか

 私たちが海外製のスマートフォンを日本で充電できたり、海外の企業とスムーズに取引ができたりするのは、このISO(やIEC)が定めた共通ルールがあるからです。

 もし国ごとにルールがバラバラであれば、輸出入のたびに作り直さなければならず、多大なコストと時間がかかってしまいます。ISOは、世界中の「物」や「仕組み」に共通のものさしを与えることで、国際的な貿易をスムーズにし、私たちの生活を豊かにする役割を担っているのです。



(日本規格協会)