欧州:CEN/CENELECワークショップ「Battery2Life - 相互運用可能なバッテリー管理システム(BMS)の原則」の発足
2026/10/14
欧州標準化委員会(CEN) と 欧州電気標準化委員会(CENELEC) から、相互運用可能なバッテリー管理システム(Battery Management System:BMS)の観点からバッテリーの「セカンドライフ(二次利用)」の選択肢を探るための新たなCEN/CENELECワークショップの設立が発表された。
近年、電気自動車(EV)の普及に伴い、経年劣化した車両用バッテリーをどう扱うかという問題が生じている。経年劣化は自然な現象であり、容量の低下(推定で年間2.3%)を伴う。約10年間の使用、又は16万kmの走行後には、公称容量に対する残存容量の割合が70~80%の範囲になる。これは「一次利用の寿命」の閾値としても知られている。しかし、バッテリーが当初の自動車用途としての要件を満たさなくなったとしても、他の用途においては依然として価値がある。実際、二次利用用途でその蓄電容量を活用することは、環境面及び経済面で大きな利益をもたらす可能性がある。
バッテリーの一次利用から二次利用への移行には課題が伴う。一次利用と二次利用の用途の違いにより、必要とされるシステムや機能も異なる場合があるためである。したがって、BMSの適応性が不可欠となる。本ワークショップでは、相互運用可能なBMSに関するガイダンスを策定し、ハイブリッド型クラウド/エッジBMSアーキテクチャを導入することを目指す。
本ワークショップでは、2つのCWA(CEN/CLC Workshop Agreement)が策定される予定である。一つ目のCWAでは、相互運用可能なBMS技術の最新動向に焦点を当てる。二つ目のCWAでは、産業用負荷平準化と家庭用蓄電システムへの応用という2つのビジネスユースケースを提示する予定である。
キックオフミーティングは、2026年11月4日にオンラインで開催される予定である。
本ワークショップの概要は、CEN/CENELECのウェブサイト(外部ウィンドウで開く)に掲載されている。
[ジュネーブ事務所]


