3分で読める!標準化のキホン:第7回「日本産業標準調査会」とは
2026/07/15
日本産業標準調査会(JISC)とは?
「日本の標準化の司令塔」とも言える組織が、日本産業標準調査会です。英語名の「Japanese Industrial Standards Committee」の頭文字をとって、JISC(ジスク)という略称で広く親しまれています。
JISCは経済産業省に設置されている審議会であり、日本の産業標準化を推進するための中心的な役割を担っています。私たちのビジネスに直結するJIS規格の制定などは、ここでの議論を経て形作られているのです。
用語解説:審議会とは?
行政機関が政策を決定する際に、学識経験者や実務家などの専門家から意見を聴くために設置される会議体のことです。JISCは「産業標準化法」という法律に基づき、日本の標準化の方向性を定める重要な役割を果たしています。
JISCが果たす3つの主な役割
JISCの活動は多岐にわたりますが、実務家として特に押さえておきたいのは以下の3つの機能です。
1. JIS(日本産業規格)の制定・改正
私たちの身の回りにある製品の品質や安全性を支えるJIS(日本産業規格)の制定や改正について審議を行います。時代の変化に合わせて、古いルールを見直したり、新しい技術に対応した基準を作ったりする活動です。
2. 産業標準化の促進と答申
JISマーク表示制度や、試験所登録制度(製品の検査を行う場所を公的に認める仕組み)など、産業標準化をより広めるための制度設計に関わります。関係各大臣からの相談(諮問)に対して、専門的な見地から回答(答申)を行っています。
3. 国際標準化への参加(世界の窓口)
JISCは、ISO(国際標準化機構)やIEC(国際電気標準会議)における「日本唯一の会員」です。つまり、日本を代表する窓口として、国際規格(世界共通のルール)の開発に直接参加し、日本の意見を世界に届ける重要な任務を負っています。
(日本規格協会)
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