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ドイツ:電気自動車の駆動用バッテリーの健全性の判定方法の標準化の動き

ドイツ:電気自動車の駆動用バッテリーの健全性の判定方法の標準化の動き

2025/06/16

 電気自動車において駆動用バッテリーは最も重要な構成要素の一つであり、その経年劣化状態に関する情報は、中古車を購入する際に重要な要素となる。

 現在、バッテリーの状態を判定する方法は様々あるが、現状、SoH(State of Health:健全性)の判定方法については、電気自動車メーカー間の共通の手順がなく、その情報は必ずしも比較できるわけではない。

 この状況に対応するため、ドイツでは、TÜV Association、DEKRA、MAHLEなどの試験・検査機関や部品メーカーが協力し、電気自動車駆動用バッテリーの件税制をメーカーに依存せずに判定するための標準(VDE SPEC 90043)の策定が進められている。2026年初めの発行を目指す。

 判定方法の標準化により、バッテリーの健全性の情報の透明性の向上、ひいては中古電気自動車の残存価値に対する信頼性の向上につながることが期待される。

DKE(ドイツ電気電子情報技術委員会)ウェブサイト(ドイツ語)から、内容をご確認いただけます。

[ジュネーブ事務所]

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