NEWS TOPICS

会員向け情報はこちら

SQオンライン

【WSN】9月の世界標準ハイライト(SDGs、生物多様性、脱炭素など)

2024/10/03

標準化に関するニュースを集めました。

※タイトルをクリックすると発行サイト(外部)に遷移します。

■ 国際News

  • ISO/TC 309(組織のガバナンス)、LDE賞を受賞

    ISOの委員会の優れた業績を称えるために創設されたローレンス D. アイカー(LDE) 賞をISO/TC 309(組織のガバナンス)が受賞した。2024年のISO年次総会で表彰が行われた。ISOによれば、「ビジネスリーダーや政策立案者に、効果的に業務を遂行し、倫理的に行動し、責任ある管理者となるためのツールを提供、組織のガバナンスが目の前の課題に対応できるかどうか、また、対応が遅れているかどうかを明確に示すという困難な仕事を成し遂げた」としている。

■ 欧州News

  • BSI、コンクリート業界の炭素排出量削減を支援する新しいガイドラインが発表

    英国規格協会(BSI)は、BSI Flex 350 バージョン 2(低炭素コンクリート用の代替バインダーシステム 実践規範)を公開した。この文書は、建設業界が持続可能なコンクリートを選択し、ネットゼロ目標に向けた進捗を加速できるようにするための新しいガイダンスである。欧州レディーミクストコンクリート機構によると、英国は年間1,170万トンのポルトランドセメントを消費。数百万トンのCO2が排出され、コンクリート生産に関連する温室効果ガス排出量のほぼ90%を占めている。

■ アメリカNews

  • ANSI、中国CESIと最初の標準化意見交換を開催

    9月20日、米国規格協会(ANSI)が中国電子標準化協会(CESI)との情報技術国際標準化交流会に参加した。この会議は、ISO/IEC JTC 1(情報技術)の下での国際標準化における相互理解と調整の向上を目的にANSIとCESIが共同でオンラインで開催。
    米国技術諮問グループ(TAG)とISO/IEC JTC 1の中国国内委員会のリーダーと専門家が、それぞれの委員会の管理と運営に関する意見を交換し、情報技術の国際標準化の動向について議論した。この会議には、ANSIのメンバーとCESIの関連組織から約60名が参加した。

  • ASTMサステナビリティ委員会が新たな脱炭素化レポートを発表

    米国試験材料協会(ASTM International)の持続可能性委員会 (E60)は、脱炭素化レポートを公開した。このレポートは、ASTMが米国立標準技術研究所( NIST)と共同で開催したイベント「脱炭素化に関するワークショップ: 産業向け LCA 標準のギャップ分析」の主な結果をまとめたものである。ワークショップは、産業の脱炭素化に関連する国際標準のギャップを特定してマッピングすることを目的としており、今回公開されたレポートでは、LCAにおける主なギャップと、これらの課題に対処するための推奨事項を示している。ASTMによれば、新しい標準の開発や既存の標準の改訂の際に役立つという。

過去のWorld標準ニュース【WSN】ハイライト