【制定】JIS Q 56002:2023 イノベーション・マネジメント―イノベーション・マネジメントシステム―手引
2023/10/05
■イノベーション大競争時代■
昨今の世界では、ITの目覚ましい進化、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けての
社会的・環境的な寄与が求められるなど、急速に変化する事業環境の中にあり、
組織が既存のビジネスモデルを転換・発展するために、イノベーションの持続的な創出が求められている。
世界中の企業がイノベーションを興そうと躍起になっているが、
本業をもつ既存の組織においてそれを行うという難しさは、
日本に限らず世界各国に共通の悩みとなっている。
■イノベーション・マネジメントシステムを用いた組織運営へ■
このような状況から、組織的なイノベーション創出に関する悩みを抱えた国々が集まり、
国際標準化に向けた取組みが5年の歳月をかけて行われ、
継続的なイノベーションを促進するためのイノベーション・マネジメントシステムに関する規格として
ISO 56002(以下、対応国際規格という。)が2019年に発行された。
我が国においても、その有効性と必要性とを考慮し、
組織運営に活用する意義が大きいと判断したため、対応国際規格を基に、この規格を制定することとした。
この規格の制定によって、これまで対応国際規格の存在
又はイノベーション・マネジメントシステムという概念及びその考え方を認知していなかった
組織・企業・研究機関・自治体などにその考え方が普及し、
組織的でシステマチックなイノベーション活動の本格化・企業などの国際競争力強化・国内外問わない企業間のオープンイノベーションの活性化も期待される。
★2023年9月20日発行!★
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