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[ドイツ]プラスチックの物理的及び化学的再生法プロセスの標準化のためのワーキンググループを設立

2023/06/09

現在、ヨーロッパではプラスチック廃棄物のうち、約3分の1のみがリサイクルされている。プラスチック廃棄物を処理して価値のある製品に変え、再利用することは、欧州にとって未だに大きな課題である。現在、最も広く使用されているメカニカルリサイクルに加えて、プラスチックの物理的及び化学的再生法の重要性が高まっている。

ドイツ規格協会(DIN)は、2023年5月23日に作業グループNA 054-03-03-01 AK「物理的及び化学的再生法プロセス」を設立した。

委員会委員長のアヒム・イルツヘファー氏は、プラスチックの循環経済における規範と標準の重要性を強調し、「規範と標準は、持続可能なリサイクルを確立する上で重要な役割を果たす。」と述べ、「統一的なアプローチが可能になることにより、リサイクル材料の品質が向上し、循環経済の関係者の間で信頼が生まれ、ドイツの輸出産業に競争上の優位性がもたらされることを期待する。」とコメントしている。

[ジュネーブ事務所]

https://www.din.de/de/din-und-seine-partner/presse/mitteilungen/din-gruendet-arbeitskreis-zur-normung-von-physikalischen-und-chemischen-recyclingverfahren-von-kunststoffen-915794