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ISO、暴力被害者の子どもに優しいサービスの規格を発表

ISO、暴力被害者の子どもに優しいサービスの規格を発表

2025/04/17

 ユニセフによれば、世界中で10億人以上が子ども時代に暴力の被害を受けたと推定されている。こうした暴力の影響は破壊的で、障害にわたって続き、脳の発達、精神及び身体的健康、そして子どもの学習能力に影響を与えると考えられている。

 この問題に取り組むため、ISOは、国連の第58回人権理事会で、子どもに優しいサービスに関する世界発のガイドラインとなる、IWA 49:2025(暴力の被害者である子どものための、子どもに優しい多分野及び機関間の対応サービスー要求事項及び推奨事項)を発表した。この文書により、子どもの被害者が、ケア、正義、保護を受ける方法が変わり、若い被害者がさらなる被害を受けないようになることが期待される。

 この文書は、人権理事会のメンバーであるアイスランド教育児童省によって提案され、アイスランドとスウェーデンの標準化団体の主導のもと、アイスランド政府、ユニセフ、欧州評議会、国連子どもの権利委員会など、100 名を超える関係者が関与し、開発された。

 この記事は、ISOウェブサイトで公開されている。

[ジュネーブ事務所]


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