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【WSN】 11月のWSNハイライト(COP 29,デジタルプロダクトパスポートなど)

2024/11/26

標準化に関するニュースを集めました。

※タイトルをクリックすると発行サイト(外部)に遷移します。

■ 国際標準化情報

  • スタンダードパビリオン,COP29で気候変動対策の推進における標準の役割を強調

    11 月 22 日(金)アゼルバイジャンで COP29 が閉幕した。国際標準化機構(ISO),国際電気標準会議(IEC),ULSE(UL Standards & Engagement)は,COP29において,他の8つの標準化機関と連携し,“スタンダード パビリオン”を設置した。スタンダードパビリオンは,COP29開催期間中,気候変動に関する公約を行動に移す上で,世界的に合意された国際標準が極めて重要な役割を果たすことを強調した。

■ 欧州標準化情報

  • ドイツ,行政のデジタル化の鍵となる標準を発行

    デジタル変革は,業務プロセスの効率化だけでなく,住民サービスの向上と行政コストの削減も期待することができる。ドイツ規格協会(DIN)は,DIN SPEC 66336「行政におけるオンライン サービスおよびポータルの品質要件」を開発。この規格は,行政の円滑かつ効率的なデジタル管理に必要な品質特性を定義する。。

  • ドイツ,AI調整グループの最終会議:AI標準化ロードマップの5年間のレビュー

    AI の標準化と適合のための調整グループは,連邦経済気候保護省 (BMWK),連邦労働社会省 (BMAS),連邦教育研究省 (BMBF) と共同で DIN によって,設立,2024年11月30日の最後の会議をもって活動を終了する。DINによれば,調整グループは,ドイツの標準化に関連する AI の側面について調整,情報交換を行うための場所となり,570 名を超える専門家が参加したという。このロードマップの一環で“医学及びヘルスケアにおけるAI”,“サイバーセキュリティ及びAI”など複数の委員会が設置されている。

■ 米国標準化情報

  • ASTMが発行した循環型繊維ワークショップレポート

    米国材料試験協会(ASTM)は,米国国立標準技術研究所 (NIST) および米国繊維化学染色協会 (AATCC) と共同で最近開催した,規格が循環型繊維への移行をどのようにサポートできるかに関するワークショップの報告書を発表した。この報告書は,リサイクル,循環型デザイン等に焦点をあてたワークショップの概要を示し,設計ガイド,拡大措置,ラベル標準などの手順を含む,循環型繊維を実現するための標準作業のロードマップ案を提示している。

  • ASTM,サプライチェーン文書の認証証明書の検証に使用される標準を承認

    ASTMの“サプライチェーンにおけるデジタル情報委員会(F49)”は,ブロックチェーン技術を取り入れ,商品移動プロセスを通じて製品関連文書を検証するために使用される認証証明書(COA)を検証するための標準,ASTM D 8558(ブロックチェーン技術を活用したサプライチェーンにおける製品追跡に使用する認証証明書の検証に関する標準ガイド)を発行した。

  • ANSI,無人航空機システムのプログレスレポートを公開

    米国規格協会(ANSI)は本日,急速に進化する無人航空機システム(UAS)業界の主要な標準化の進捗状況と機会を整理したプログレスレポートを公開した。このレポートは, ANSI無人航空機システム標準化共同体(UASSC)が発行した無人航空機システムの標準化ロードマップ(第2版,2020年6月)で特定された71のギャップに対処するための標準化開発組織(SDO)及びその他の団体による共同の取り組みを紹介している。

  • ANSI,年次報告書を発表

    ANSIは,2023-2024 年度の年次報告書を発表した。報告書では,“米国規格戦略(USSS)の2025年の見直しと更新の計画”,“標準の著作権保護に対する課題に関するANSIの教育及び啓発キャンペーン”,“重要技術と新興技術の標準化活動を加速するための官民パートナーシップモデルを説明した報告書”などのハイライトを含んでいる。

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