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フランス規格協会（AFNOR）は、環境への負荷を低減するため、新基準、”Triple E標準”の開発に取り組む。2023年7月20日（木）、フランス　ベルシーで開催されたイベントでAFNORは、製造メーカーに対し、標準開発プロジェクトへ参加するよう呼びかけた。

この標準のプロジェクトは,仏政府がAFNORに対して，標準開発を委託したものであり，フランスの製造メーカーは，同標準を利用することによって、欧州における環境面での優位性を主張し，関連するエンドースメント（認証やラベルへの適用など）を申請できるようにすることが期待される。

国際標準化機構（ISO）には，環境に対応する既存規格も多く存在することから，AFNORの標準化活動担当ディレクターであるフランク・ルブーグル氏は、「トリプルE標準のプロジェクトがISO 14001（環境マネジメントシステム）、ISO 50001（エネルギーマネジメントシステム），温室効果ガス排出、循環経済、生物多様性など、国際的に認知された既存規格で扱われている問題を網羅する”包括的な規格”として設計されなければならない」と解説した。更にAFNORのプロジェクトコーディネーターを務めるリナ・イスマイル氏は，「この標準は、既存の環境システムと同等に機能する。すでに対応する認証のいずれかを取得している企業は，その同等性を検証することで "トリプルE "として認められる可能性があります」と話す。

AFNORは、6か月以内にトリプルE標準を発表することを目標としており、8月、9月、10月に10日に標準化会合が予定されている。


[ジュネーブ事務所]
https://www.afnor.org/en/news/green-industry-six-months-to-build-the-triple-e-standard/