意見受付公告(JIS)規格情報

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当該JISは、廃止を予定しています。 廃止を予定する理由は、廃止の理由欄に記載のとおりです。

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規格番号 C5940
規格名称 光伝送用半導体レーザ通則
廃止の理由 この規格は,光源として使用する光伝送用半導体レーザ(電子回路内蔵形を除く。)の用語,分類,最大定格,性能などの一般的共通事項について規定するものである。対応国際規格は,IEC 60747-5(Semiconductor devices, Discrete devices and integrated circuits - Part 5: Optoelectronic devices:1992年制定,1995年修正2版発行)である。なお,IEC 60747-5の一部として包含されていた半導体レーザについては,2006年にIEC 60747-5-4(Semiconductor devices - Part 5-4: Optoelectronic devices - Semiconductor lasers:2006年制定,2022年改訂)に移行している。また,JIS C 5940に関連するJISとしてJIS C 5944(光伝送用半導体レーザモジュール通則)が制定されており,対応国際規格はIEC 62007-1(Semiconductor optoelectronic devices for fibre optic system applications - Part 1: Specification template for essential ratings and characteristics;1997年制定,2015年改訂)である。
 JIS C 5940(JIS C 5944も同様)では定格及び性能に加え環境試験及び耐久性試験ついても項目が規定されており,さらに規定値として記述すべき数値の範囲や性能の試験条件として与えるべき数値の範囲が規定されている(JIS C 5944では数値は推奨値となっている)。しかし,IEC 60747-5-4ではJISとは異なり,定格及び性能について規定すべき事項だけを規定し個々の数値については規定せず,環境試験及び耐久性試験については規定が無い(IEC 62007-1も同様)。これは光伝送用部品に関するIEC規格が,個々に規定すべき性能は応用により異なることから部品ごとの性能標準テンプレートは最小限の共通事項のみを規定する,及び環境試験及び耐久性試験も応用ごとに異なるので個々の応用ごとに対応した性能標準テンプレート又は性能標準で規定するという体系に変わってきたことによるものである。このようにIEC規格とJISとの対応関係に不整合が生じているので,混乱を避けるために新たにIEC規格と整合したJISの制定が必要である。そのため,半導体レーザと半導体レーザモジュールは共通事項が多いことから,JIS C 5940と関連したJIS C 5944の両JISの内容を包含した1つの規格とすることで規格利用者の利便性向上を図り,IEC規格と整合した性能標準テンプレートとすることとしJIS C 5955規格群(性能標準テンプレート)における新たな規格(JIS C 5955-4)を制定する。これに伴い重複するJIS C 5940を廃止する。

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なお、頂きましたJIS案へのご意見及びそれに対する回答につきましては、産業標準作成委員会への報告、産業標準作成委員会審議資料の本ホームページでの公開及び当該JISの主務大臣へ報告させていただきます。また、意見の内容に応じ、JIS素案作成団体に転送することがありますので、あらかじめご承知おきください。