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EUと米国、EVの充電インフラに関する推奨事項を発行

2023/06/02

世界の運輸産業は、世界の温室効果ガス (GHG) 排出量の約5分の1を占めている。EUでも、パンデミックの後、運輸産業の排出量が増加し、EU全体のGHG排出量の25%のシェアに達した。したがって、E-モビリティは、脱炭素化とグリーン移行の加速において重要な役割を果たすことが期待されている。

欧州委員会のEU電力市場報告書(2022年第4四半期)によると、2022年には世界中で2,600万台以上の電気自動車が走行し、2021年と比較して60%増加している。

EUと米国の両方で、増え続ける電気自動車(EV)をサポートするには、広く利用可能で信頼性の高い公共充電ポイントのネットワークが必要である。

欧州委員会共同研究センター(以下、JRC)と米国エネルギー省のアルゴンヌ国立研究所(ANL)は、世界的な電気自動車(EV)市場の成長に対応するため、EU-米国貿易技術評議会(TTC)のもと「電気自動車充電インフラストラクチャの公的資金による実装に関する大西洋横断技術的推奨事項」を発表した。

この推奨事項は、政策立案者と実施機関に、EV用スマート充電インフラを改善し、迅速に展開する最善の方法に関するガイダンスを提供する。これにより、貿易障壁を取り除くこと及び道路交通のグリーン化にも貢献することが期待されている。


注記: EUと米国は、共通の民主的価値観に基づいて主要な世界貿易、経済、技術問題へのアプローチを調整するため、2021年6月にEU・米国貿易技術評議会(TTC)を設立した。

[ジュネーブ事務所]

https://joint-research-centre.ec.europa.eu/jrc-news-and-updates/ev-charging-infrastructure-rollout-eu-us-technical-recommendations-are-out-2023-05-31_en