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標準化 最新動向

ISO/TC 315(コールドチェーン物流)第2回総会(Zoom開催)レポート

2022/03/08

■開催概要

コールドチェーン物流の国際標準化を進めるため、2021年に日本提案によるISO/TC315の設置が決定されました。日本の高品質な物流サービスの国際展開の促進が期待されます。
2022年2月17日~18日に開催された、TC315第2回総会には、日本、中国、韓国、インドネシア、タイ、シンガポール、フランス、イギリス、ドイツ、デンマーク、インド、ISO/CSの代表など約66名が参加しました。

今回の総会では、TG1(戦略ビジネスプラン)、TG2(用語)、そして新たに設置されたWG2(非接触配送)、WG3(物流サービス:保管及び輸送)の進捗の報告、戦略ビジネスプラン(SBP)原案の検討、韓国からの新規提案の説明及び意見交換等を行いました。
主な概要は、以下の通りです。

■プロジェクトの進捗
  • 2022年2月15日に開催された、WG2(非接触配送)第1回会合において、ISO31511(Contactless delivery)のスコープ、“delivery”の定義が、国によって異なるという意見があり、“delivery”の定義について、TC内及びWG内でコンサルテーションを行った上で、次回WG2会合で検討することとなりました。
  • 2022年2月16日に開催された、WG3(物流サービス:保管及び輸送)第1回会合において、ISO31512(物流サービス:保管及び輸送)に関し、NP(新規提案)投票時の各国からのコメントへの対応検討を行いました。その結果、主には以下の3点についての議論があり、WG3内で継続検討することで合意しました。
規格のタイトル:参加国から”low-temperature storage”は”cold storage”に、”low-temperature transport”は”refrigerated transport”に修正提案があり、WG3で継続検討することとなりました。
温度帯の表の扱い:各国で温度帯の定義が異なるため、合意が難しく、例として本文に残すか、附属書に移動して各国の例を並列で掲載するか等、対応を検討することとなりました。WG3において、各国から温度帯に関する情報提供を求めることとなりました。
写真の扱い:テキスト化又は図に変更する、若しくは削除する等、修正案を検討することとなりました。


■TC315第2回総会トピックス
  • TG2(用語)からの報告
    TG2の報告に基づき、用語規格についての新規提案を進めることについて確認し、用語に関する新規プロジェクトの提案が提出されることとなりました。また、プロジェクト承認後にWG設置のための投票が行われる予定です。
  • 戦略ビジネスプラン(SBP)ドラフトの検討
    SBP第一次原案に対する日本からのコメント(8件)は、概ね受け入れられました。TG1(SBP)において検討された後、改訂版ドラフトに対して8週間のCIB(委員会内投票)が行われ、その後ISO/TMB(技術管理評議会)へ提出されます。
  • 韓国から新規提案2件(Validation methods、On-demand delivery service(TR))の説明及び意見交換
    “On-demand temperature-controlled product delivery service(TR)に関しては、提案から食品安全に関する記述を削除することを決定しました。今後、韓国から新規プロジェクトの提案が提出される予定です。“Validation” については、CAGによる正式な提案前のレビュー、及び提案者による調整が行われます。TRについては、4週間のCIB(委員会内投票)が行われます。
  • UNECE (国際連合欧州経済委員会)との間の外部リエゾンの紹介

次回、第3回ISO/TC315総会は2022年9月~10月に開催予定です。