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日本が主導した定置用大型蓄電システムの安全性に関する国際規格が発行されました

日本が主導した定置用大型蓄電システムの安全性に関する国際規格が発行されました

2020/05/13

-定置用大型蓄電システムの安全性に関して世界初となる規格の発行-

<経済産業省の記事から抜粋>

令和2年4月16日、国際電気標準会議(IEC)は、日本提案の「蓄電池を使用した定置用大型蓄電システムの安全性」に関する国際規格を発行しました。
同システムの安全性に関する初めての国際規格発行により、国内外で安全性を評価する環境が整備され、将来の再生可能エネルギー利用の一層の拡大が期待されます。

1.提案の目的・背景
再生可能エネルギーの利用拡大にむけ、太陽光や風力で発電された電力の変動を吸収し、適切に系統に繋ぐため、大型蓄電池を組み合わせた「定置用大型蓄電システム」の普及が期待されています。また、我が国では、国内の蓄電池関連産業の発展のため、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)に大型蓄電池システム試験評価施設(NLAB)を設置し、定置用大型蓄電システムの大型蓄電池製品の安全性等を評価する基盤を有してきたところです。
一方、世界各地では、定置用大型蓄電システムの火災事故が発生するなど、その安全性の評価にかかる環境整備が望まれていました。そこで、NITEは、NLABにおける評価や試験ノウハウを活かし、より安全に同システムを普及させる環境を整備する観点から、IEC技術専門委員会(TC120:電気エネルギー貯蔵システム)において、平成28年5月に日本の提案による規格開発プロジェクトを開始し、今般、国際規格(IEC62933-5-2(Electrical energy storage (EES)systems – Part 5-2: Safety requirements for grid-integrated EES systems - Electrochemical-based systems)の発行に至ったものです。

本記事の詳細は経済産業省のページをご覧ください。

<出典:経済産業省のウェブサイトを加工して作成>
https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200507001/20200507001.html