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IoTの活用を活性化させる国際標準の開発が始まります

IoTの活用を活性化させる国際標準の開発が始まります

2019/12/24

<経済産業省の記事から抜粋>

日本がIoTシステム間相互のデータ連携を向上させる国際標準の開発をISO/IEC専門委員会※1へ提案し、この度国際標準化の審議が進められることになりました。
将来、異なった産業分野におけるシステム間でのIoT機器の相互利用の促進、さらに、システム開発のコスト低減、企業間コラボレーション開発の促進などが期待されます。

1.提案の目的・背景
あらゆるモノがネットにつながるIoTを活用した社会が広がりつつあります。IoTのシステムでは、接続される様々なIoT機器やシステム間でデータを連携させるため、相互運用性※2 の確保が重要です。日本の製品は世界でもトップクラスの競争力がありますが、機器やシステムに関しては独自性高く、相互の情報連携に関してはまだ不十分な点があります。

IoT関連技術に関する相互の情報連携を推進するために、この分野の標準化を検討しているISO/IEC専門委員会では、IoTの相互運用性を実現するために、5つの視点※3が定義され、各視点から標準開発が進められています。

この度、日本から、5つの視点のうち構文・文法的視点(シンタクティク)からの新業務項目提案(NP)を行い、ISO/IEC専門委員会にて正式に承認され、国際標準化に向けた審議が開始されることになりました。

※1ISO/IEC JTC1/SC41:ISO(国際標準化機構)とIEC(国際電気標準会議)の合同委員会(JTC1)に設立された専門委員会(SC41:IoTと関連技術)へ提案しました。
※2モノとシステム、システムとシステムが相互に情報交換し、交換した情報を使用できること。
※35つの視点:①情報・データの意味的視点(セマンティク)、②情報・データを記述する言語のフォーマット、構文・文法的視点(シンタクティク)、③データ伝送の視点(トランスポート)、④データ相互運用に関する政策の視点(ポリシー)、⑤データ利用時の期待動作の視点(振る舞い)。

本記事の詳細は、経済産業省のページをご覧ください。

<出典:経済産業省のウェブサイトを加工して作成>
https://www.meti.go.jp/press/2019/12/20191220001/20191220001.html