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欧州:「バイオベース材料の技術的及び生態毒性分析」に関するCENワークショップの発足

欧州:「バイオベース材料の技術的及び生態毒性分析」に関するCENワークショップの発足

2025/10/14

欧州標準化委員会(CEN)と欧州電気標準化委員会(CENELEC)から、「バイオベース材料の技術的及び生態毒性分析」に関するCENワークショップの発足が発表された。

このワークショップは、EUプロジェクト「BIOUPTAKE」の活動の一環として行われる。BIOUPTAKEプロジェクトは、バイオベース材料を活用して革新的なソリューションを生み出すことで、持続可能な製造業の実現において重要な役割を果たしている。その目的は、欧州の製造業におけるバイオプラスチック複合材料の持続可能な普及にある。

このCWA(CEN Workshop Agreement)は、バイオベースエポキシ樹脂、木材や炭素材料から得られるバイオベース繊維、並びにペレット状のバイオベースポリマーに適用可能なバイオベース材料の生態毒性の特性評価プロセスを説明することを目的としている。これは、材料や製品の市場投入に必要な環境要件の検証に役立つとされる。

バイオベース材料の持続可能性を正しく評価するためには、化学的安全性とライフサイクルへの影響を徹底的に評価することが不可欠である。このワークショップは、バイオベース材料の淡水における生態毒性に焦点を当てることで、BIOUPTAKEプロジェクトの研究を補完するものとなる。

キックオフミーティングは、2025年11月12日にオンラインで開催される予定である。

本プロジェクトの詳細は、CEN/CENELECのウェブサイトに掲載されている。

[ジュネーブ事務所]


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