
【WSN】 2月の欧州・米国標準化情報(AI・持続可能性など)
2025/02/27
欧州・米国の標準化に関するニュースを集めました。
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CEN と CENELEC、2025年の作業プログラムを公開
“CEN及び CENELEC ワーク プログラム 2025” が発行された。CEN及びCENELEC が14 の分野で2025 年に実施する主要な標準開発と戦略的優先分野の概要が示されており、分野ごとに、作業の実施に関与する技術団体のリスト、CEN及びCENELEC によって発行された標準、及び標準化作業が期待されるトピックの概要が記載されている。
14の分野は次のとおり:化学、建築、消費者、防衛と安全保障、デジタル社会、電気技術、エネルギーと公共事業、食料と農業、健康と安全、家電製品と空調設備、機械、鉱業と金属、サービス、輸送及び車両、アクセシビリティ、適合性評価、持続可能性
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CENワークショップ、AI ソリューションのリファレンス アーキテクチャのコメント募集
CENは、2025年、2月14日に「プロセス産業における AI ソリューションの適用のためのリファレンス アーキテクチャ - EU プロジェクト sX-AIPI の経験」を開催した。このワークショップは、Horizon 2020 sX-AIPI プロジェクト (欧州プロセス産業のデジタル変革のためのセルフ X 人工知能) から派生したものであり、今回の会議において、ワークショップ参加者間で最初の原案に合意した。げんざい、30日間の意見照会が行われており、3月19日まで原案に対するコメントを受け付けている。
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DIN、持続可能な投資のための標準を策定
持続可能性に関わる投資の重要性が高まっていることを受け、ドイツ規格協会(DIN)は、グリーンファイナンスの評価を目的に新しい DIN 77236-2「金融投資の持続可能性」を策定した。この標準により、持続可能な投資に投資したい投資家にとって、透明性の向上、比較可能性の向上、意思決定の健全な基盤の確保が期待されている。
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ファッションブランドは、続可能性の適用を求められる
世界的なファッションウィークが始まる中、BSI は、新たにホワイトペーパー「供給源から棚まで: 未来に向けた持続可能なファッションの創造」を発行した。同ホワイトペーパーでは、今後、持続可能な素材や倫理的な調達などの分野を優先しない高級ブランドは消費者の信頼を失ったり、規制上の制裁を受ける可能性などのリスクを指摘している。
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NIST、デジタルツインに関わるレポートを発行
アメリカ国立標準技術研究所 (NIST) は、デジタル ツインに関するレポート、NIST 内部レポート (IR) 8356( デジタルツイン技術のセキュリティと信頼性に関する考慮事項)を発行した。このデジタルツインにおける相互運用性、サイバー セキュリティ、信頼性の向上のための標準の重要性を強調している。
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ANSI 、標準主導の官民パートナーシップモデルを発表
米国規格協会(ANSI)は、「標準主導型官民パートナーシップ モデル」を発表した。今回公開されたWebサイトでは、標準主導型官民パートナーシップ (SD-PPP) の 5 つのモデル(直接参加、標準加速、資金援助による参加、資金提供による標準開発、政策と適合性)と、関連する 19 の使用例について詳しく説明している。例として、「資金提供参加型SD-PPPモデル」では、ニッチな技術分野の標準化に対する支援のケースを紹介している。
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ASTM航空燃料イベントが4月にブリュッセルで開催
ASTM Internationalは、2025年4月7日から11日まで、べルギー、ブリュッセルで、1週間にわたる一連の航空燃料イベントを開催する。イベントは、技術会議、合成航空タービン燃料(SATF) セミナー、および2日間の航空燃料トレーニング プログラムが含まれる。ASTM 航空燃料小委員会 ( D02.J0 ) は、SATF から熱特性や電気特性、ジェット燃料の仕様までをカバーしており、同委員会には、世界中のすべての主要なエンジンおよび航空機メーカー、燃料生産者、規制当局が参加している。
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