
欧州委員会、デジタルサービス法に基づいて、17の大規模なプラットフォームと検索エンジンに情報要求
2024/02/07
欧州委員会は、デジタルサービス法(DSA)に基づき、2023年4月25日に指定された超大規模オンラインプラットフォーム(VLOP)及び検索エンジン(VLOSE)の内の17社(Amazon Store、AppStore、Booking com、Facebook、Google search、Instagram、LinkedIn、TikTok、YouTube等)に正式な情報提供要請を行った。
これらのVLOP及びVLOSEは、適格な研究者に対し、オンラインインターフェース上で一般にアクセス可能なデータへのアクセスを不当な遅延なく提供する義務を遵守するために講じた措置について、詳細な情報を2月8日までに提供するよう要請される。欧州委員会は、回答書の評価に基づき、次の措置を決定する。
DSA は、ソーシャル メディア ネットワークやオンライン マーケットプレイスなどのプラットフォームを含むオンライン仲介者の責任を規制する新しい規則である。
DSA の目的は、すべてのユーザーの基本的権利が保護される、より安全なデジタル空間を作成することであり、プラットフォームの役割、規模、オンライン世界への影響度合いに応じて、プラットフォームに対する明確なデューデリジェンス義務を定めている。EUの人口の一割にあたる、月間平均 4,500 万人以上のユーザーを利用するオンライン プラットフォームと検索エンジンには特別な一連の義務が課せられることになる。