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ISO/IEC 25019(システム及びソフトウェア工学-システム及びソフトウェア品質要求事項及び評価(SQuaRE)-使用品質モデル)

ISO/IEC 25019(システム及びソフトウェア工学-システム及びソフトウェア品質要求事項及び評価(SQuaRE)-使用品質モデル)

2023/12/05

日本規格協会では経済産業省からの委託で国内審議団体に調査し、
⽇本提案による国際規格(ISO, IEC, ISO/IEC JTC 1)で、ISの発行段階(60.00)に到達した規格に関する最新情報を掲載いたします。

ISO/IEC 25019:2023
システム及びソフトウェア工学-システム及びソフトウェア品質要求事項及び評価(SQuaRE)-使用品質モデル
Systems and software engineering -- Systems and software Quality Requirements and Evaluation (SQuaRE) -- Quality-in-use model

発行時期:2023年11月24日
審議団体:JISC

規格概要
SC 7/WG 6 (Software Product and System Quality)は,発足当初より日本がコンビーナシップを取って主導してきており,現在,込山(NEC)がコンビーナ,坂本(NTTデータ)がセクレタリを務めている。ISO/IEC 25000 SQuaRE規格群は,日本提案に基づき,一連の国際標準化の作業を進めており,この規格のプロジェクトリーダは福住(理研)が務め,発行に至ったものである。この規格は,ISO/IEC 25010:2011を基に制定されたものであり,利用時品質モデルを規定するものである。利用時品質モデルは,ISO/IEC 25010:2011で規定されていたが,このISO/IEC 25019:2023に移された。システム・ソフトウェアは社会においてさらに広く使われるようになっており,その効果や影響範囲をシステムの直接利用者だけでなく組織や公共・社会全体にまで考慮することが重要となっている。そのため,この規格の適用範囲は,ISO/IEC 25010:2011の利用時品質モデルではシステムの直接利用者が利害関係者であったが,この規格では,利害関係者を組織や公共・社会まで含めるように拡張して制定された。さらに,近年のICT技術に対応し改良された利用時品質モデルを規定している。ISO/IEC 25010:2011は,ICT業界で非常に多く利活用されているものであるが,このISO/IEC 25019:2023は,ISO/IEC 25002:2023及びISO/IEC 25010:2023とともに,ISO/IEC 25010:2011を置き換えるものとなる。

ご紹介
システム及びソフトウェア製品,並びにそれらを活用して提供されるサービスの品質特性を,利用者の観点から,品質モデルとして規定。

[日本規格協会]
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