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急拡大するトルコの電子商取引

急拡大するトルコの電子商取引

2019/06/03

<JETROの記事から抜粋>



トルコの電子商取引額は2018年に前年比1.4%増の約60億ドルとなり、総人口8,244万のうち、3,930万人(前年比2.6%増)が電子商取引(EC)を利用している。急速な利用の拡大を受け、政府および民間企業は電子商取引を含むデジタル貿易にかかわる環境整備を急務としている。

急成長を続けるデジタル市場
デジタル2019トルコ(Digital 2019 Turkey外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)によると、トルコの電子商取引額は、2017年に前年比15%増と高い成長率を記録した後、景気に鈍化傾向が見えた2018年も1.4%増の59億5,500万ドルと伸び続けており、小売市場におけるECの浸透度も39%から48%に拡大している。こうした中、2011年のイーベイ(eBay)を皮切りに、2015年のデリバリーヒーロー、2018年のアリババ(Alibaba)など外資によるトルコEC企業に対する大型M&Aが相次いだ。

この背景には、トルコでインターネットとモバイルの普及率が年々高まっていることがある。2018年にはインターネットユーザーの人口に占める浸透率が72%の5,936万人、モバイルユーザーは93%の7,634万人となり、極めて多くの人々が利用している。また、クレジットカードの発行枚数は2018年に6,548万枚(インターバンクカードセンター)に達している。配送・運送システムも従来に比べスムーズになっていることもあり、トルコのモバイルユーザーは世界でも有数のeコマースやネットバンキングの利用者ともいわれている。



本記事の続きは、JETROのページをご覧ください。



<出典:日本貿易振興機構のウェブサイトを加工して作成>