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日本産業規格(JIS)を制定・改正しました(2021年11月分) ~サービスエクセレンス、システム開発における作業生産物のレビュープロセスなどのJISを制定・改正~

2021/11/26

<経済産業省の記事から抜粋>

JISは、鉱工業品、データ、サービスの品質、性能や試験方法などを定めた国家規格であり、社会的環境の変化に対応して、制定・改正しています。

1.今回のJISの制定・改正内容
今回は、10件の制定及び11件の改正を行いました。なお、今回は、日本産業標準調査会(JISC)の審議を経ずにJIS制定等が可能な認定産業標準作成機関である一般財団法人日本規格協会作成のJIS(制定2件、改正2件)が含まれています(資料1)。中でも以下のJISの制定は特に重要です。

①サービスエクセレンスに関するJIS制定
日本のサービス業が激しい国際競争を勝ち抜くためには、顧客が“非常に大切にされている”、“期待を超えている”と感じることが必要となっています。
こうした感情は「カスタマーデライト」と呼ばれ、これを実現する優れたサービスは「エクセレントサービス」と呼ばれます。これらを一貫して提供するための、組織能力(サービスエクセレンス)の原則及びモデルと、その設計方法に関するJISを制定しました。

②システム開発における作業生産物のレビュープロセスに関するJIS制定
社会生活を営む上で利用が不可欠となっているソフトウェア及びシステム(以下、システムという。)について、その品質の向上を図るため、システム開発において作成・使用される作業生産物についての標準的なレビューの方法を制定しました。これにより、特定の組織や個人のノウハウに依存することなく一定水準の作業生産物のレビューの実施が可能となり、システムの開発における製品の品質の向上はもとより、開発の効率化や低廉化が期待されます。

関連資料の閲覧は経済産業省のページをご覧ください。

<出典:経済産業省のウェブサイトを加工して作成>
https://www.meti.go.jp/press/2021/11/20211122004/20211122004.html