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「新市場創造型標準化制度」を活用した標準化案件を決定しました

2021/11/26

<経済産業省の記事から抜粋>

経済産業省は、JISC注1)の審議結果を受け、事業者から提案のあった標準化テーマについて、「新市場創造型標準化制度注2)」の活用を決定しました。
こうした特定企業が保有する先端技術の標準化などの取組を通じて、新たな市場の創出と、ユーザーの利便性向上を達成します。
注1)日本産業標準調査会:産業標準化法に基づき、経済産業省に設置されている審議会
注2)新市場創造型標準化制度:従来の標準化プロセスでは、推進することが難しい、複数の関係団体にまたがる技術・サービスや特定企業が保有する先端技術等に関する標準化を後押しする制度。

1.概要
標準化は、新しい技術や優れた製品を速やかに普及させるためのツールであり、事業戦略を練る際に欠かせない存在です。
今般、JISC標準第一部会において、以下のテーマについて、「新市場創造型標準化制度」を用いた標準化の活用可能性を審議し、適切であると認められました。

提案テーマ 提案者 (所在地)
地盤改良用微粒フェロニッケルスラグに関するJIS化
(資源を有効活用し、同時に軟弱地盤改良の工期の短縮が可能に。)
日本冶金工業株式会社(東京都)
水素ガス中の一酸化炭素の定電流電解方式自動計測器に関するJIS化
(需要増大の見込まれる水素ガスについて、その中の一酸化炭素を高精度に連続測定可能に。)
矢部川電気工業株式会社(福岡県)

2.今後のスケジュール
JISの作成に向けて、消費者も含めた利害関係者のコンセンサスを得るべく、原案作成委員会を設置し、JIS原案の作成が進められることになります。
原案作成委員会で作成されたJIS原案について、JISCでの審議等所要の手続きを経て、その内容が適切であると認められれば、JISとなります。

関連資料の閲覧は経済産業省ページをご覧ください。

<出典:経済産業省のウェブサイトを加工して作成>
https://www.meti.go.jp/press/2021/11/20211125001/20211125001.html