
日本産業規格(JIS)を制定・改正しました(2021年6月分) アクセシブルデザイン(包装の取扱い及び操作性)などのJISを制定・改正
2021/06/24
<経済産業省の記事から抜粋>
JISは、鉱工業品、データ、サービスの品質、性能や試験方法などを定めた国家規格であり、社会的環境の変化に対応して、制定・改正しています。また、社会的に関心の高い重要な制定や改正を月に1回紹介しています。
1.今回のJISの制定・改正内容
今回は、3件の制定及び1件の改正を行いました (資料1)。中でも以下のJISの制定は特に重要です。
アクセシブルデザイン(包装の取扱い及び操作性)に関するJIS制定
加齢や身体的な障害などによって身体能力が低下した方々は、加工食品や日用品などの包装(洗剤のプラスチック容器やティッシュペーパーの紙箱等) を取り扱う際に、握る、持ち上げる、持ち運ぶ、つかむなどの動作が困難なことがあります。そこで、包装の取扱い及び操作のしやすさを高めるため、アクセシブルデザイン(注1)を考慮した包装の取扱い及び操作性に関するJISを制定しました(JIS S0021-4)。
本JISの制定により、高齢者及び障害のある人を含む多くの消費者にとって使いやすい包装の提供が促進され、利用者の利便性が向上することが期待されます。
注1:機能に制限のある人々のニーズに合わせ、製品やサービスの性能を拡張することによって、利用できる顧客数を増やそうとする設計思想
関連資料の閲覧は経済産業省のページをご覧ください。
<出典:経済産業省のウェブサイトを加工して作成>
https://www.meti.go.jp/press/2021/06/20210621003/20210621003.html