
カーボンリサイクル産学官国際会議2020を開催します
2020/07/17
<経済産業省の記事から抜粋>
経済産業省及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2020年10月13日、「カーボンリサイクル産学官国際会議2020」を開催します。なお、本会議は新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、オンラインでの開催を予定しております。同会議では、カーボンリサイクルについての我が国の取組の進捗状況を共有するとともに、産・学・官の叡智を集め、最新の知見の共有やイノベーションを効果的に推進するための課題について議論を深め、国際連携の強化を図ります。
1.概要・目的
持続可能な社会の実現のためには、気候変動対策は喫緊の課題であり、国の規模や経済レベルにかかわらず、エネルギー転換を図る必要があります。その手段は様々なものがありますが、経済成長と脱炭素化の両立という困難な目標を達成するためには非連続イノベーションが不可欠であるところ、我が国はCO2を炭素資源として捉え、これを回収し、リサイクルするという「カーボンリサイクル」という概念を2019年2月に打ち出しました。カーボンリサイクルは、気候変動問題の解決への貢献、また新たな資源の安定的な確保という、2つの課題解決を両立させるイノベーションとして期待されているものです。
カーボンリサイクル産学官国際会議は、世界各国の産・学・官の第一人者に御参加いただき、各国の革新的な取組や最新の知見、国際連携の可能性を確認するとともに、各国間の産学官のネットワーク強化を促すことを目的として、昨年2019年にカーボンリサイクルに焦点を当てた会議として世界で初めて開催したものです。昨年は、20の国や機関からの閣僚等をはじめ、産・学・官の第一人者に御参加いただき、カーボンリサイクルについての世界の最新の知見、国際連携の可能性を確認しました。また、経済産業省は、相互交流の推進、実証研究拠点の整備や国際共同研究の推進からなる「カーボンリサイクル3Cイニシアティブ」を発表し、技術開発を加速度的に進め、各国と協調しながらイノベーションの進展を図ることとしました。
昨年の初の本会議の開催以降、カーボンリサイクルは世界で広く認識されはじめており、関心も高まってきているところから、本年もカーボンリサイクルの実現のために、「カーボンリサイクル産学官国際会議2020」を開催し、国際連携のより一層の強化を図ります。
開催日時等、本記事の詳細は経済産業省のページをご覧ください。
<出典:経済産業省のウェブサイトを加工して作成>
https://www.meti.go.jp/press/2020/07/20200710004/20200710004.html