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海洋性分解性プラスチック開発・導入普及ロードマップ策定

海洋性分解性プラスチック開発・導入普及ロードマップ策定

2019/05/09

<経済産業省の記事から抜粋>



海洋プラスチックごみ問題の解決に向け、イノベーションを通じた取組として、海洋生分解性プラスチックの開発・導入普及を図るための主な課題と対策を取りまとめたロードマップを策定しました。



近年、海洋プラスチックごみによる海洋汚染が地球規模の問題となっています。本年6月のG20サミットでは、日本が議長国として、海洋プラスチックごみ問題を主要議題に取り上げ、各国による実効的な対策を促す国際枠組の構築を目指しています。



また、本年2月に内閣官房の下に「海洋プラスチックごみ対策の推進に関する関係 府省会議」を設置し、6月のG20サミットまでに、日本国政府としての具体的な取組を取りまとめた「海洋プラスチックごみ対策アクションプラン(仮称)」を策定予定です。



経済産業省としても、廃棄物の適切な管理が何より重要であることを前提に、3R (リユース、リデュース、リサイクル)の着実な推進を行い、それでもなお廃棄物が 海洋流出するリスクに対応していくため、新素材・代替素材の技術開発を促進する等、イノベーションによる解決で世界への貢献を目指すことにしています。



今般、具体的な取組として、官民一体で連携し、海洋生分解性プラスチックの開発・導入普及を促進していくため、海洋生分解性機能に係る新技術・素材の開発段階に応じて、技術課題はもとより経済面や制度面も含め、今後の主な課題と対策を取りまとめた「海洋生分解性プラスチック開発・導入普及ロードマップ」を策定しました。



主な構成
1.実用化技術の社会実装(ISO策定による生分解性の信頼性向上、需要開拓等)
2.複合素材の技術開発による多用途化(コスト削減、複合方法の加工性向上等)
3.革新的素材の研究開発(新たな微生物発見、生分解コントロール機能付与等)
※海洋生分解性プラスチック:海洋中で微生物が生成する酵素の働きにより水と二酸化炭素に分解されるプラスチック



資料(PDF)の閲覧等、本記事の詳細は経産省のページをご覧ください。


なお、海洋プラスチックに関する標準化動向については『標準化と品質管理』2019年3月号に掲載しています。



<出典:経産省のウェブサイトを加工して作成>